30日の3ch「サイエンス・ゼロ」で今年の科学十大ニュースを
紹介していました。
10位・野口さん、山崎さんの宇宙での活躍。
9位・iPS細胞研究の進展・研究所の設立。
8位・うなぎの完全養殖に成功。
7位・口てい疫。
6位・猛暑の記録。
5位・「反物質」の捕獲に成功。
4位・iPS細胞から世界初の臓器作製。
3位・ノーベル化学賞2人の受賞。
2位・イカロス(宇宙ヨット)とあかつき、H2ロケットで打ち上げ。
1位・はやぶさの帰還。小惑星からの帰還&サンプルリターン。
(圏外/人工ゲノム、人工細菌。合成生物学。)
6位と7位以外はよろこばしいニュースと言っていいですね。
8位「うなぎの完全養殖に成功」は、あまりに素直によろこべます。
5位はなんなんだろうか。
調べました。わたし好みではありますが、わからない。
反物質、瓶閉じこめ成功(2010年11月18日 読売)
日本の理化学研究所など8か国の国際研究チームは、反水素原子を瓶
の中に閉じこめることに初めて成功した。
研究チームは、欧州合同原子核研究機関(CERN)の装置を活用。加
速器で作った反陽子と陽電子を特殊な瓶に入れて、磁場の中に閉じこめ、
電気的な力でゆっくりかきまぜることで反陽子と陽電子1個ずつを結び
つけ、反水素原子を生成。余った反陽子と陽電子を取り除き、反水素原
子だけを瓶の中に封じ込めた。
実験後の計測では、計38個の反水素原子が0・2秒間存在したことを
確認した。18日の英科学誌「ネイチャー」電子版に発表する。
1位「はやぶさの帰還」を素直によろこびたいですね。
技術的なレベルをまずよろこび、長期間にわたるねばり・忍耐とそこで生ま
れた発想・アイディア、…。
町工場も参加していて、技術面の職人技を含めた熟達さ。ある意味で“日本
的”というのか、意識面の融合があった。
NASAのオープンな明るい合理性・論理性とはひと味違うものを感じた。
こころに触れた。
大気圏で消滅する本体にもののあわれも感じた。
犠牲的なメンタリティも刺激された。
「はやぶさくん、がんばったね」
と感情移入は歩き出す。
現実生活から、大空・星空を見上げていた。
こんなこと、画期的です。
2010年12月大晦日に取り上げたプレゼントです。
皆さんにも、わたくしにも。