英国の『エンパイア』誌で、「インセプション」は5つ星映画に認定され、
「ウィリアム・ギブソン作品を脚色したスタンリー・キューブリック映画のようだ」と
評された。
と、ありました。
スタンリー・キューブリックさんは、よくよく知っていますし、尊敬して
おりますが、
“ウィリアム・ギブソン”という人を知らない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/a9/7cf97b463a4538bee2d0a51252175fc9.jpg)
この小父さんです。
ウィリアム・ギブスン(1948 - )、小説家、SF作家。アメリカ合衆国サウスカロライナ州コンウェイ生まれ。
退廃した社会と高度なテクノロジーというスタイルを好み、その世界に住む人間の心理的な根底を
汲み出すことでストーリーを展開させる。また、世界観の構築上で「スプロール」(無秩序に郊外へ拡散する都市様式)
という状況を好み、大規模建造物に寄生して、そこの住民により付け足された部分が増殖し、
更には都市の隙間や空白地帯に、都市伝説のようなものが芽生えるさまを描く事もある。
いいです。いいです。
彼の作品に影響されたSFや映画、コミック等の娯楽作品は数知れず、その中には、
日本の漫画/アニメ『攻殻機動隊』や爆発的ヒットを記録した映画『マトリックス』シリーズも含まれる。
いやはや、まいりました。
その影響には、以下のようなものがある。
•進化したAI(人工知能)が自我を持って神のようにふるまうこと。
•別々の存在が融合し、ネット上に拡散して上位的存在となること。
•仮想現実空間をマトリックスと呼ぶこと。
•聖域「ザイオン」 の存在。
•インプラントプラグ(人体に埋め込んだプラグ)へのケーブル接続によるサイバースペース侵入。
•透明スーツ(光学迷彩)『擬態ポリカーボン』。
•人間をハッキングして操るAI『人形使い』。
•電脳を通じて他者の視覚情報や感覚を共有できること。
•ハッカーに対する攻撃的防御プログラム(→攻性防壁)。
•眼球の代替物として顔に埋め込まれたミラーシェードのグラス。
好きなヒトがどっさりいらっしゃるんでしょうね。
日本のテクノロジーや風土・精神性・社会・メディアには強い関心があり、作品中にしばしば日本風のものが
登場する。
作中の「サムライ」、「ニンジャ」とはストリート上の傭兵・用心棒的な存在であるが、
俸給に対して忠義心が強く、契約に忠実で死すら厭わないという者として描いている。
ヤクザは作品世界におけるマフィアコミュニティであるが、「ネオン菊の息子達」と形容され、
畏怖を以て語られる対象として描かれている。
また日本企業らしき「オノ・センダイ」等の企業名や、「チバ」に代表される日本の実在の地名を
サイバネティックス医療技術で先端を行く国際都市として登場させるなどしている。
日本マニアであることもいいね。
「ネオン菊の息子達」というのは、わかるような気もするけど、
やっぱりわからないな。
なにしろ、読まなくちゃ。
それから、もう一度書くべきですね。
引用ばかりでは、いけません。
もちろん、です。