いいしらせのグッドニュース[パート・Ⅱ]

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787とパイロット・早川英昭さん。その2

2012-08-14 18:25:06 | Weblog




       慣熟訓練のため岡山空港に着陸するボーイング787-8型機。
       (2011年10月16日)


       「ボーイング787-8型機」の基本データ。
       座席数223座席(3クラス制)であり、巡航速度はマッハ0.85、
       航続距離8,500海里(15,700km)の787型機の基本型。
       この航続距離は、ロサンゼルスからロンドン、ニューヨークから
       東京路線をカバーするのに十分であり、東京からヨハネスブルグ
       へノンストップで飛ぶことも可能である。
       767と比較すると燃費は20%向上するとされている。
       これは空力改善・複合材(炭素繊維素材)の多用による軽量化・
       エンジンの燃費の改善・これらの相乗効果によるもの。軽量化に
       よって最大旅客数も若干増加している。


       この画像をみていただきたい。








       主翼の先端が小さく後方に反っている。
       これが、角度によるが、787のヴィジュアルを大きく特徴
       づけていると思われる。








       (適切な角度の映像がないのだが)、
       “筋肉質”のしなやかなイメージを与えていると思う。
       東レの炭素繊維が使われていることが、そう思わせるのは
       もとよりだ。










       下の2枚目では、
       主翼全体が、上に反っているように見えませんか。
       そうであるか、どうかは知りませんが。


       787は、いわゆる“納品”までに、延期、延期がつづいていた。
       あのジャンボのあとの開発展開にはいろいろあったということ
       でしょうか。
       エアバスの考え方、ハブ空港まで連絡し、細かいローカル・
       ラインでつなぐという考え方と、
       小型化して、ポイントとポイントを直接つなぐという考え方の
       2つがあったそうです。
       787は、後者である。


       もうひとつ、今までにない大きな考え方がある。

       「ボーイング787は機体の70%近くを海外メーカーを含めた約70社が
       開発する国際共同事業である。
       これは開発費を分散して負担でき、世界中の最高技術を結集した
       機体になるとしている。
       参加企業は下請けを含めると世界で900社に及ぶ。日本からは
       三菱重工業を始め数十社が参加、日本企業の担当比率は合計で
       35%と過去最大である。
       この数字はボーイング社自身の担当割合と等しい」。
       ま、これはコスト負担の問題ですよね。
       機密の多い戦闘機開発でも行なわれる時代ではありますからね。


       話しを戻します。










              
       この2枚は、岡山空港での光景。
       夕刻のノスタルジックなカットではありません。
       羽田への帰途、機体にトラブルが発生し、操縦席脇のタラップ
       に集まる早川さんをはじめとしたスタッフたちです。
       コンピュータ上のなにかで、30分遅れで出発します。

       早川さんたちの787チェックは、まだまだつづく。
       





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