なぜ今ごろなのか。
『カンブリア宮殿』で、村上龍さんが取り上げていたからです。
現在の会長でCEOの人物の話しを聞いていました。
偉そうではない、明るい、気さくなおじさんでありましたよ。
こわい顔をしていたのは、龍さんの方でした。
この方ではありません。
コカコーラの生みの親である、アトランタの薬剤師ジョン・スタイスペンパートン
(写真)から紆余曲折を経てコカコーラの製造権を手に入れたエイサ・キャンドラーは、
ペンパートンのパートナーだったフランク・ロビンソンらと共にコカコーラの製法を改良し、
コカコーラ社を起ち上げました。キャンドラーはコカコーラの製法の秘密を守る為に、
レシピを知るものは2人に限る事を規則としました。
アトランタの薬剤師ジョン・スタイスペンパートンさんです。
最近、いや、この10年以上コカコーラを飲んだ記憶がありません。
さっき買物で、自販機の前を通りましたが、コーラはどこにも見当たり
ませんでした。
龍さん(?)は、なぜコカコーラを取り上げたのか。
わかりません。番組の中に答えは見つかりませんでした。
龍さんがねえ、その上さらにその人物をほめちぎっておりました。
「人間的、あまりにも人間的なCEO」と。
コークロア.「原液の秘密」
「コカコーラ社内でも、原液のレシビを知る人は常に2人しかいない。この2人は同じ飛行機に乗るのを
禁じられている。2人同時に死ぬと、レシピが永遠に失われるからである。1人が亡くなると、
もう1人が選んだ後任者にレシピが伝えられる…」
これが最も有名な「コークロア」でしょう。コカコーラ原液の製法は極秘であることは事実であり、有名な話です。
原液のレシピを知るのは社長や重役とは限らず、その素性すら秘匿されていると言います。
ま、今もそういうことらしいのですが、今は新しく出来たというミュージアムだかの
金庫にしまわれているとのことです。この金庫です。
原液についてもう一つ。
「コカコーラの原液はアトランタの本社工場で製造され、世界中に輸出され、現地の瓶詰め工場(ボトラ ー)で
炭酸水で薄められて出荷される」と言われ、ずっと私も「そうなんだ、へぇ」と思っておりましたが、
何とこれも「コークロア」でした!!
驚く事に、日本コカコーラ守山工場は、原液を製造しているのです!!
「世界中どこでも同じおいしさが味わえる「コカ・コーラ」。その秘密は、数多くのフレーバーを
組み合わせた原液にあります。
日本コカ・コーラの守山工場は、日本で唯一、この原液を生産している工場です。
全世界共通の厳しい管理基準でつくられた原液は、日本中のボトラー社の工場に届けられ、
製品へと生まれ変わります。」
と、日本コカコーラHPに書かれていました。
これは中国語圏で発売されている“コカコーラ”です。
ブランド管理、デザインなどの管理は、それはそれは厳密でありまして、
つぎの方がその責任者だそうです。
番組では、今現在はミャンマーとアフリカのどこかに進出しようとして
いるとのお話しです。
日本コカコーラは、“アクエリアス”だかの開発に成功したそうです。
つまり、侵略されてしまった国ではさまざまな商品が並べられているわけで、
“コカコーラ”自体は、尖兵だったんですね。昔と位置づけは多分変わって
きているのでしょうが。
つづく。
次回は原液のレシピのお話しにします。