いいしらせのグッドニュース[パート・Ⅱ]

グッドなテーマを、グッド・テイストでお伝えします。

ムラカミ ハルキさんの 「 色彩を持たない多崎つくると、 彼の巡礼の年 」。

2013-04-12 20:49:57 | Weblog




     ムラカミ ハルキさんの待たれた新作が出た。
     なにか海外の文学賞にノミネートされたという報道も数日前にみた。


     わたくしはハルキストではないと思います。
     あの頃「1Q84」を読んで、一気に読みあさり文庫本をすべて読んだと思います。1年半くらいの間だったか。
     その途上で、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」と「ねじまき鳥クロニクル」とに遭遇しました。
     ガーンッとあたまを直撃されて、圧倒されてしまった。
     そのあと、「アンダーグラウンド」、「約束された場所で」を手にする。前者は途中で離れる。
     彼の80年以前のものに興味が急速にうすれる。「意味がなければスイングはない」の途上で気持ちがしぼんでしまう。
     そんな推移でした。


     “しりとり”みたいに展開するわたくしの読書道程で、つい最近タネ切れになって
     「走ることについて語るときに僕の語ること」、「意味がなければスイングはない」、「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」
     を読み返していました。
     新作出版報道を聞いたのはそんな矢先。
     「意味がなければ…」のどこでひっかかったのか、想いだすことができませんでした。困ったものです。
     音楽で”描写力”なりのトレーニングをしていることが、当時鼻についたのでしょう。



     「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」 村上春樹








     「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」12日、解禁。
     店頭が落ちついたら、わたくしは買いに行くつもりです。
     ネットにはそれこそ、新刊「超速」レビュー、【最速レビュー】などが目白押しで、概要はわかってしまいました。
     困ったものです。まったく。
     ただ、「色彩を持たない多崎つくると、…」の意味が理解できなかったのですが、
     「多崎(たざき)つくる」という人名であるとわかりました。


     TBSラジオで、宮台真司と荻上チキのふたりが「つまらない」とカンタンにかたづけておりました。
     ネット上で、出版ニュース社代表の方の言葉、「読者側も3・11以降、村上さんの言葉を渇望していた」が
     順当に思われました。








     が、夕刻本屋さんを念のために覗いたら、10冊ほど積まれていて買ってしまいました。
     今、手元にあります。

     さて …。






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