映画「GOEMON」を見た。
日本映画ではシラケるアクション場面がそれなりに成功している。
もうひとつは、驚くほどのファッション的なセンスの成功だ。
時代劇なのに、チョンマゲをしていない。
秀吉が、信長が、西洋の中世の王族のような衣装で現われる。
お城も、城下町も、これは近未来的というか、SFアニメに登場
するようなイメージ世界である。
当然CGが多用されているのであろうが、画面を褐色系に粗らして
いる。これがフィクションとしての枠づくりとして成功したのでは
ないだろうか。
封切当時・2009年、どれほど当たったのかは知らないけれども、
かなりいい線であったのではないかな。
監督、紀里谷和明(きりやかずあき・42歳)氏は、宇多田ヒカル
さんの元ダンナさんで、ビデオ・クリップなどの演出で知られて
いるのか。
映画は2作目か。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/f5/725bde8f5e647712136fcfcd3334b6b6.jpg)
忍者漫画の「あずみ」などの系列だと思う。
全体の感想は控えるが、楽しめた。
ここまでフィクションできるのが素晴らしい。
才能のある女の子とウエディングした男は大体ショウもないと
思っていたのだが、
彼は違うみたいに思うな。