本庄早稲田の杜ミュージアム企画展
第4回本庄早稲田の杜地域連携展覧会
弥生時代の児玉・深谷地域
会 期:2024年1月10日(水)~3月24日(日)
会 場:早稲田リサーチパーク・コミュニケーションセンター(早稲田大学93号館)2階情報資料室
共 催:本庄市教育委員会・美里町教育委員会・神川町教育委員会
上里町教育委員会・深谷市教育委員会・早稲田大学
を観覧してきました。
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児玉・深谷地域では、遺構や遺物の乏しい縄文時代晩期前半~縄文・弥生移行期(弥生時代早期・前期前半)に
続いて、弥生時代前期後半~中期初頭ごろより、丘陵の裾部や台地縁辺、段丘上を中心に、散発的ではあるが遺
構や遺物がみられるようになります。また、弥生時代中期前半には、丘陵・台地上だけでなく沖積地中の微高地
上にも、再葬墓や墓坑とも目される土坑が造られます。弥生時代中期後半の空白期をはさみ、弥生時代後期以降、
丘陵上に小規模な集落が点在しながら、集結する傾向が顕著にみられます。
この展覧会では、主に発掘調査によって出土した資料を出品し、児玉・深谷地域における弥生時代の人々の生活
と文化を紹介します。 《チラシ裏面より》
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ここで言うところの”児玉・深谷地域”とは、本庄市・美里町・神川町・上里町及び深谷市を指し、この地
域にある遺跡からの出土品が展示されているもので、資料総数は約400点(土器片等も1点として計上)
を数えます。これらの中から何点かを紹介させていただきます。
本企画展ポスター
展示室内の状況1
展示室内の状況2
【壺・甕】ほか 滝宮遺跡1号建物跡 深谷市上野台 弥生時代中期末~後期初頭
秋山大町遺跡出土の弥生土器 本庄市児玉町秋山 縄文/弥生移行期~弥生時代中期前半
秋山古墳群塚原C地点出土の弥生土器 同上
平遺跡 再葬墓出土土器 神川町下阿久原 弥生時代前期後半
左:三角形連繋文 右:変形工字文
【壺・甕】 平遺跡 再葬墓出土土器 神川町下阿久原 弥生時代前期後半
【壺・甕】 四十坂遺跡 深谷市岡 弥生時代中期前半
【筒形土器】 浅見山Ⅰ遺跡 本庄市西富田 弥生時代中期前半
【壺・甕】ほか 浅見山Ⅰ遺跡 本庄市西富田 弥生時代中期前半
左:【壺形土製品】 伝美里町広木大町 美里町広木 弥生時代中期前半
中:【壺】 石上遺跡 美里町関 弥生時代中期後半
右:【甕】 神明ヶ谷戸遺跡 美里町中里 弥生時代中期後半
【土製紡錘車】 真鏡寺後遺跡 本庄市児玉町塩谷 弥生時代後期
【小型甕】 羽黒山遺跡 美里町白石 弥生時代後期~終末期
【台付甕】 志渡川遺跡 美里町中里 弥生時代終末期
【高坏】 志渡川遺跡 美里町中里 弥生時代終末期
【壺】 上敷免遺跡 深谷市上敷免 弥生時代中期前半
【壺・甕・壺】 平遺跡 神川町下阿久原 弥生時代前期後半
本庄早稲田の杜ミュージアム企画展 本庄早稲田の杜地域連携展覧会の過去3回のチラシ
右: 第1回 室町・戦国期の児玉・深谷地域
中: 第2回 旧石器・縄文時代の児玉・深谷地域
左: 第3回 児玉・深谷地域の古墳と副葬品
観覧日:令和6年1月12日(金)