AKB48の旅

AKB48の旅

NEWS23X 9月26日

2012年09月28日 | AKB
例によってレコーダー視聴が追いつかないけど、これは録り逃さなくてよかったと思ったのが、9月26日のNEWS23X。「好嫌日中」というコーナーで、SNH48のオーディションの取材と、中国の若者に浸透する日本文化について解説してた。

尖閣諸島問題が背景にあるからか、はたまたスタッフに優秀な方がいるのか、なにしろこの番組を見たのは今回が初めてなんで、なんとも判断がつかないけど、以前に取り上げたNHKの番組とは雲泥の差があった。取材が偏見なく適切になされてると感じたし、解説に出てた東京福祉大学の遠藤誉教授も、見た目はアレだけど(失礼)、さすがに専門家らしくよく状況を把握されてるようで、解説は外してなかったと思う。

いちおう出てきた情報を整理すると、SNH48オーディションの応募総数が38000人で、上海だけではなく、中国中の主立った都市から広範にわたって応募してきててた。書類審査で830人に絞り込まれ、二次審査を複数の会場でおこなった。北京会場での二次審査は9月16日で、会場の外ではまさに反日デモが吹き荒れていた。二次審査を100人が合格して、10月中におこなわれる最終審査に挑むとのこと。

印象に特に残ったのが、AKB好きの女の子達の表情かな。完全に日本人だった。中国人のあの特徴的な感じはかけらもなかった。中国語をしゃべっていなければ、日本人と区別できないし、中国語をしゃべっていても、どこか物腰や表情、言葉遣いも柔らかくて、日本語の方言を聞いているかのような錯覚に陥りそうだった。

しかもそれはAKBの話題の時だけではない。反日デモについて話を振られたとき、ちょっとだけ表情が硬くなり、中国人的な雰囲気になるかと思ったのもつかの間、ついぞ日本人らしさが失われることはなかったと思う。これは驚くべきことかと。

その他、北京のAKBコピー劇場では、中国人のヲタさんが、日本人のヲタさんとまったく見分けがつかない立ち居振る舞いで、パクリサイリウムを振って日本語のミックスを打っててワロタ。女の子だけではなくて、男の子達も日本人化してる。

嗚呼、日本の文化、日本の精神が浸透しているなあ。もう一つの、そしてより正論のリアルマクロスがここにあると思うと涙が出そう。実情はともかくとして、大東亜共栄圏という理想を掲げて、かつてアジアへと立ち向かい、そして虐殺され破壊されて露と消えた先人達は、今何を思うんだろう。

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