AKB48の旅

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僕らが考える夜 4月15日「いじめ」

2015年04月17日 | AKB
扱い辛い番組だけど、簡単に。

まず感じたのは、みんなしっかりしてるな、大人だなと言うこと。編集が入ってるにせよ、ちゃんと理路整然とした討論として、番組として見せられるものになってる。これはこれで驚くべきことかと。

次に思ったのは、番組中でも議論になってたけど、やはりこの子達は普通じゃないということ。中でも極端な例になるかも知れないけど、指原さんのように不登校になって、そのまま「逃げるように」アイドルになったというのは、もの凄く特殊なケースだろう。当たり前みたいな感覚になってるけど、あらためて指原さんの異形ぶりが際立つ感じ。それを無造作に一般化して良いものか。

ここでどうしても比較してしまうのが、NHKの「いじめをノックアウト」ということになる。テレビ番組の一般論としての限界はさておくとして、「いじめをノックアウト」という番組は、十分に普通のいじめ、カジュアルな、ライトないじめを現場感覚で丹念に丁寧に拾い上げてるように見えたし、高橋さんは「特殊」な立ち位置なんかではなくて、言わば同級生目線で、同じ共同体の中にごく自然に入り込んで、フラットな意識で語ってた。

番組の成り立ちとか、製作サイドの覚悟とかの違いを言い出しても詮無いことだけど、この「僕らの考える夜」という番組のコンセプトはどこにあるんだろうか。次回のテーマが「自殺」ということで、なんかもやもやしたものが消えない。