三無主義

 ~ディスパレートな日々~   耶馬英彦

腰痛にダイエット

2008年08月16日 | 健康・病気
ここ2年ほど、日赤医療センターに通っていました。腰痛外来には定評のある病院です。特にヘルニアの手術が有名で、その高度な技術は新聞にも紹介されていました。

しかし私の場合は、ヘルニアと腰椎分離すべり症を併発しているので手術は簡単ではなく、骨と骨をすべらないようにボルトで固定しなければなりません。成功率はあまり高くなく、不成功の場合どうなるのか訊くと、もしかすると歩けなくなって車椅子生活になる可能性があると言われました。また、成功しても今度は隣の骨が分離すべり症やヘルニアを起こす可能性があるそうです。さすがにそう言われると、それでも手術してくださいとは言えず、医師が勧める保存療法を選びました。医師は物理的な療法ではなく薬を処方してくれました。ユベラNとノイロトロピン、それに胃薬のソロン、脚がつったときのためのテルネリンという筋弛緩剤です。最初は毎月1回通院しましたが、診察で「具合はどうですか?」と訊かれるたびに「同じです。よくもならない代わりにそれほど悪くもなっていません」と答えていると、日常生活にあまり困っていないという理由で、もう暫く同じ薬で様子を見ましょうと言われて、では次は2ヶ月後、では次は3ヶ月後というふうに間隔が伸びて、最後は半年に一度となりました。

しかしこのところ、たしかに自覚症状としては変化を感じないけれども、感じないままに悪くなっているような嫌な予感があり、このまま日赤医療センターに通い続けてもダメかもしれないと思うようになりました。最後に診察を受けてから半年後、薬がなくなりましたが、病院に行かないで薬なしで過ごすことにしました。そして1ヶ月後、症状も痛みの具合もまったく変わりません。薬を飲んでも飲まなくても一緒ということです。あるいは薬が私の症状には合わなかったのか、自覚症状がないけれども実際の症状は悪化しているのかもしれません。しかし医師は対症療法でいいと言っていました。自覚症状に改善が見られなければ、対症療法がうまくいっていないと思わざるを得ません。
そこで薬よりも理学療法が利くかもしれないと考えて、自宅近くにある治療院つきの整形外科に行きました。問診と簡単な触診を受けたあと、レントゲンを撮りました。すると、分離すべり症のすべり度合いが大きくなっていて、「このまますべりが広がると神経が麻痺します。神経が麻痺するというのは脳梗塞を起こすのと同じことで、簡単には元に戻りませんよ」と言われました。なるべくコルセットをつけるようにも言われました。そして日赤医療センターとは違う薬を処方されました。その後、階下の治療院でマッサージと、温めながらの牽引治療を受けました。牽引は別の接骨院で25kgくらいで何度かやってもらったことがあります。そのときは「まだ大丈夫ですか?」と訊かれながら調整したので、つい限界まで頑張ってしまいました。今回受けた牽引は10kg。微かに引っ張られているのがわかる程度で、物足りなく感じ、これで利くのかなと思いました。でももう少し通ってみようと考えています。

それからダイエット。コルセットをつけるにも、お腹の肉が邪魔で、ギューッと締め付けないとズボンが穿けないのと、締め付けたところに汗疹(あせも)ができて痒くなります。医師からも理学療法のスタッフの方からも、痩せた方がいいという意味のことを言われました。実際は
「重い物を持たない方がいいですよ」と言われただけです。
最初は、文字通り日常的に重い物を持たないように注意する意味にとっていましたが、あまりに何度も繰り返されるのと、それを言うときのニヤッという薄ら笑いを見て、なるほど痩せろということなのかと了解しました。

という訳で、このところずっと69キロ台で一定している体重を、なんとかあと10キロほど落とさなければなりません。体重計には毎日乗っていますが、やっぱり乗るだけでは痩せません。当たり前ですね。腰痛と坐骨神経痛があるので激しい運動は無理ですが、腕立て伏せと腹筋くらいなら、膝をついてやるとか、膝を立ててやるとかすれば腰に負担をかけずにやれそうです。大胸筋、広背筋、腹筋のトレーニングですね。様子を見てスクワットもやれば大腿筋も鍛えられるので、基礎代謝を上げることができそうです。運動はそれで大丈夫ですが、問題は食事。朝はドリンク剤を飲んで、昼は好きなものを食べて、夜はビールをやめて焼酎にし、食べるのはできるだけ我慢。どうしても我慢できないときは豆腐とかひじきとか豆とか、そういったものを食べる。

問題は、どれだけ続くかでしょうね。