幻の詩集 『あまたのおろち』 by 紫源二

幻の現在詩人 紫源二 の リアルタイム・ネット・ポエトリー

ペルセウス座流星群

2015-08-11 23:16:01 | Weblog

ペルセウス座流星群を君と見たい

ニュースでやってたから

でも本当に見えるのだろうか?

1、2、3、4と

数を数えられるほど見えるのだろうか?

速すぎて

お願いを言う暇もないかも

街には夜空を見上げる人が大勢いて

屋台でも出るのだろうか?

そうしたら、べっこう飴でも舐めながら

ペルセウス座流星群を見ることにしようと思う


夢を見たのか?

2015-08-07 21:18:03 | Weblog

夢を見たのか、勝手に想像したのか

わからない

なんでもないブティックのハウスマヌカンに

女王がいる

僕は彼女に尋ねる

彼女は応える

明日にでも大地震がやって来て

日本列島の半分は死滅する

簡単なことだ

半分以上は必要無い

とのこと。





また明日が来る

2015-08-07 00:00:12 | Weblog

また明日が来る

望んでもいないのに

そもそもこの生て何?

僕は生まれたくて生まれたのか?

存在したくて存在しているのか?

自らに問うてみても

答えは返ってこない

また明日が来る

そして、明日の先には死がある


祭りの後で

2015-08-03 23:55:59 | Weblog

祭りの後で

もうあなたもいないし

リアルなものはもう一切なくなった

すべては虚構ですらなく

ただの数字

それも足し算と引き算だけ

ねえ、僕が何を言ってるか分かるよね?

脚が泥沼の深いぬかるみにはまり

空から大雨が降ってくる

きっと台風が近づいて来てるんだ

他人が言ったセリフをパクリ

文学新人賞なんて

笑わせるなよ

言葉なんて、すべて、使い古されているだろ!?

あなたは、発見したのかい?

新しい言葉

そんなものはないのさ

いくらあなたがそれが必要だって

ありっこしないんだから

まずは、言葉で言い現わせないものを探してごらんよ

たくさん見つかるはずだよ