
久しぶりになってしまいました。今回は特別に二週間分を二つに分けて一枚づつ写真も入れてアップしましたので二つを続けてお読みくださいね

今日は買い物に来ています。相変わらずオートバイに四人乗りして半時間、ジプニーに乗り換えて一時間かかりました

すっかり乾季になってこのところ晴天続きながらホロホロはまだしばらく動きそうにありません
10月9日前回ブログをアップしたした後、買い物をしていたらいつの間にか買い過ぎて・・長い間日本人をしていた我々は情けないことに通常はこの程度なら絶対しないタクシーを頼んでしまいました

今日したビザの延長ですがフィリピンは入国すると21日間の滞在許可が無条件でもらえます

だから10月19日までは問題ないのですが早めに延長したのです。今回の延長で入国から60日の滞在が可能となり11月27日までOKです

延長の費用は今回一人2020ペソで次回は3400ペソでまた60日延長でき、このように二ヶ月単位で延長して最長一年間滞在が可能です

ずっとここに住んでいる外国人は一年が近づくと国に帰ったり近くの国に一度出てまた一年滞在する
生活をしています。 現在ホロホロが居る入り江は台風の心配もなく居心地が良いのでここに入港したヨットはなかなか出て行きません

もう一つ独身老人のパラダイスで現在ここに居るヨットの殆どはフィリピンの若い女性と一緒でカップルの平均的年齢差は35歳位?最大差は50歳位となかなか羨ましい年の差であります

しかしこのパラダイスに暮らす老ヨッティ達も寄る年波には勝てないらしく今月は二人が亡くなったそうでホロホロが初めて入港してからだとかなりの人が亡くなっていますが「死に場所」として選ばれるほどここは良い所なのです

ただ僕はここをヨットを「置く場所」としてしか見ておらずいつもここで過ごすのはフィリピンに来た時と日本に帰る前の各10日間ほどで逃げるように出ていっています

しかし今回は特別で整備の為に長居となりそうでもしかすると「死に場所」と認識してしまうかも・・

とちょっと心配です。
10月10日、来た時から気になっていたテンダー(上陸用小型ボート)をデッキの上に上げて良く調べてみると底の合板がかなり腐って
いることが判明しました

ホロホロが出航してから二隻はFRP底のゴムボートでしたがこの3隻目はフィリピンで同じものが手にいらなかっ
たので地元の人に注文して造ってもらったものです

材質はフィリピン製耐水ベニヤで日本では考えられないほど安いが粗悪ですから張り
合わせた板の間が数センチ木の無い場所があったり「ボコ」と言う木喰い虫が住んでいたりします

今回はこの間の板が抜けているのが原因で起こったものですが応急処置とペンキ塗りに4日ほど掛かりそうでその間はボートが無いから迎えに来て貰わない限り上陸も出来ません

クルージング生活もヨットや装備が新しい間は遊べる時間がイッパイありましたが新艇から15年もなると修理に随分時間がとられます

もっと古い船では何処にも行かず半永久的に修理ばかりと言ったことも冗談でなくほんとにあるのですがこれも一つのクルージングスタイルなのだと最近解ってきました
11日 明けがたより

水が採れて遠慮なくシャワーも洗濯もできます

しかし昨日からやっているテンダーの修理は無理だから船内の荷
物をチェック。年をとると何処に何をしまってあるかすぐ忘れるから紙に控えています

でも忘れ易くなって良いことだってあります

僕も美由紀も本を読むのは好きで結構読んでいます。ヨットの中にある限られた本を毎年読み返していますが一年経つとすっかり忘れているお陰で毎回新鮮

後10年もすると10冊あれば一生足りるような気がします

またこの歳になると暗いところで一つの灯りが灯っていると(星もですが)目を開けるたびに亀に見えたり魚に見えたたり車に見えたりたり飛行機に見えたりと一つの灯りが6つも10もになって形を変え結構楽しめますが実際に幾つあるのか解らないのが困り物でもあります

僕が旅人だから余計に思うのかも知れないが人生を旅に例えるのが良く解る

行ったことの無い土地や知らなかった物をに出合った感激と全く同じように経験したことの無い年齢による変化で
起きる様々な事は若いときには想像も出来なかった世界で結構愉しめます



歳とる事は恐れることじゃなく愉しむものなんだと感じています
写真は浮かんでいるホロホロから写したフィリピン人(ニッキー)が経営するヨットクラブで上陸の時テンダーを繋ぐ桟橋が延びています。
フライディナイトの夕食会は奥の方の建物で水上にありますから雰囲気は最高です。写真をクリックすると大きく見えます。
僕も一度浮かんでみたい気がします。
溝田さん、次のご帰国はいつ?