人生には何度も「計画が狂う時」がやってくるものですが
昨日の夜、暗くなってからライト点けて下山した兄ちゃんがいたのでどうしたのかと思って聞きに行きました
「何処から降りてきたの?」と聞くと「槍岳山荘を出て奥穂高岳を通って降りてきた」と言うのです
槍ヶ岳から南岳までは楽な稜線歩きだけれどその後の「大キレット」から北穂高岳までの登り、次の涸沢岳越えは北アルプスでも有名な難所です
その後の奥穂高岳から新穂高温泉まではそれだけで一日コースなのに
一泊二日で新穂高温泉から槍、穂高と言うのはかなり体力と気力が無ければ出来ません。
その人が大キレットを越えて北穂高への激急な登りをしていた時小さいながら落石があったそうです
その人がたまたまヘルメットを被っていて事なきを得たのだそうですが落石を発生させた上から降りてくるグループに注意をしてその後色々な山の話もしたそうです
そしてその人は北穂から涸沢を越えて穂高山荘に着いてうどんを注文したそうです。
そこで・・先ほど話をしたグループの一人がその後少しして「滑落」した事を知ったそうです
約100メートル落ちて呼んでも返事無くグループの人が小屋に事故の連絡したそうですが・・・
簡単に滑落している人の所に下りることが出来ませんからヘリコプターを呼んだそうなのですが・・・霧が濃く捜索出来ず
結局今日の朝からと言うことになってしまったそうです
このグループも突然の事故で計画は大きく狂ったでしょう。特に滑落した本人と家族は。
海の上もそうですが山の上も「街中」と違って天候が大きく作用して救助がすぐには間に合いません。
すぐに救出されていたら助かるものでも時間が経てば助かりません
色々な山の事故で毎年日本中で100人ほどが亡くなります。(自殺者が年間3万人いるそうですから微々たる数字ではありますが)
今回滑落した人は45年前にキレットを通った事があったそうなんですが・・・
最近山で事故に遭う人の年齢を見ると50歳代、60歳代、70歳以上の人達が85パーセントを占めているそうです
そしてその85パーセントをその三つの年代がほぼ三等分しているそうです
いかに山に行く人達の年齢が高いかが解ります
今回突然に計画を変更山登りを中止して帰る事になりましたがこれは事故も心配してのことです。
実は一番最初に症状が出たのは北海道で夕張岳に登った時でした
その後良くなったり悪くなったりを繰り返していたんですが・・
立山、剣岳、焼岳では連続して症状が出ました。
動悸、眩暈、息切れなど言われてみれば「鉄欠乏性貧血」の症状だったんですが・・・一昨年もそうだったのに忘れていました
しかしなんでそうなるのかは解らない 一昨年は「癌」を疑われて随分検査したけど・・・
今年は天気に恵まれず計画通り山の数がこなせていなかったので休息しながらでもなんとかと無理に引っ張っていたんです
それが今日6キロほど試験的に歩いて益々悪くなっていることが解りました
笠ヶ岳に登った後移動して甲斐駒ケ岳と千丈岳に登ろうと思っていたんですが
残りの日数から考えてもすぐの回復は難しいし、事故と体の事を考えれば中止は当然の選択でしょう。
そんな具合で昼過ぎに山登りを中止して家に帰ることに決めたんですが・・・
今日一日は新穂高温泉でゆっくりしようと思っていたけれど徳島までは距離があるので飛騨高山に出てビタミンC入りの鉄剤を買い、現在国道41号線沿いの道の駅「なぎさ」に来ています
頑張れば明日の夜には阿南到着となります
突然旅が終わることになって・・寂しいような・・ほっとしたような
でも家に着いてもそれほど暑くなければバスで寝たいな~
昨日の夜、暗くなってからライト点けて下山した兄ちゃんがいたのでどうしたのかと思って聞きに行きました
「何処から降りてきたの?」と聞くと「槍岳山荘を出て奥穂高岳を通って降りてきた」と言うのです
槍ヶ岳から南岳までは楽な稜線歩きだけれどその後の「大キレット」から北穂高岳までの登り、次の涸沢岳越えは北アルプスでも有名な難所です
その後の奥穂高岳から新穂高温泉まではそれだけで一日コースなのに
一泊二日で新穂高温泉から槍、穂高と言うのはかなり体力と気力が無ければ出来ません。
その人が大キレットを越えて北穂高への激急な登りをしていた時小さいながら落石があったそうです
その人がたまたまヘルメットを被っていて事なきを得たのだそうですが落石を発生させた上から降りてくるグループに注意をしてその後色々な山の話もしたそうです
そしてその人は北穂から涸沢を越えて穂高山荘に着いてうどんを注文したそうです。
そこで・・先ほど話をしたグループの一人がその後少しして「滑落」した事を知ったそうです
約100メートル落ちて呼んでも返事無くグループの人が小屋に事故の連絡したそうですが・・・
簡単に滑落している人の所に下りることが出来ませんからヘリコプターを呼んだそうなのですが・・・霧が濃く捜索出来ず
結局今日の朝からと言うことになってしまったそうです
このグループも突然の事故で計画は大きく狂ったでしょう。特に滑落した本人と家族は。
海の上もそうですが山の上も「街中」と違って天候が大きく作用して救助がすぐには間に合いません。
すぐに救出されていたら助かるものでも時間が経てば助かりません
色々な山の事故で毎年日本中で100人ほどが亡くなります。(自殺者が年間3万人いるそうですから微々たる数字ではありますが)
今回滑落した人は45年前にキレットを通った事があったそうなんですが・・・
最近山で事故に遭う人の年齢を見ると50歳代、60歳代、70歳以上の人達が85パーセントを占めているそうです
そしてその85パーセントをその三つの年代がほぼ三等分しているそうです
いかに山に行く人達の年齢が高いかが解ります
今回突然に計画を変更山登りを中止して帰る事になりましたがこれは事故も心配してのことです。
実は一番最初に症状が出たのは北海道で夕張岳に登った時でした
その後良くなったり悪くなったりを繰り返していたんですが・・
立山、剣岳、焼岳では連続して症状が出ました。
動悸、眩暈、息切れなど言われてみれば「鉄欠乏性貧血」の症状だったんですが・・・一昨年もそうだったのに忘れていました
しかしなんでそうなるのかは解らない 一昨年は「癌」を疑われて随分検査したけど・・・
今年は天気に恵まれず計画通り山の数がこなせていなかったので休息しながらでもなんとかと無理に引っ張っていたんです
それが今日6キロほど試験的に歩いて益々悪くなっていることが解りました
笠ヶ岳に登った後移動して甲斐駒ケ岳と千丈岳に登ろうと思っていたんですが
残りの日数から考えてもすぐの回復は難しいし、事故と体の事を考えれば中止は当然の選択でしょう。
そんな具合で昼過ぎに山登りを中止して家に帰ることに決めたんですが・・・
今日一日は新穂高温泉でゆっくりしようと思っていたけれど徳島までは距離があるので飛騨高山に出てビタミンC入りの鉄剤を買い、現在国道41号線沿いの道の駅「なぎさ」に来ています
頑張れば明日の夜には阿南到着となります
突然旅が終わることになって・・寂しいような・・ほっとしたような
でも家に着いてもそれほど暑くなければバスで寝たいな~