喜多院法興寺

住職のひとりごと

郵政民営化は今後どうなる

2009-10-21 06:43:18 | Weblog
10月21日付 編集手帳(読売新聞)
 {堀口大学の詩「現在教秘義」に、〈過去はなまけ者の幻だ/未来は馬鹿者の希望だ〉とある。郵政民営化も、過去と未来のせめぎ合いから始まっている。

◆推進派は反対派の主張を国営のぬるま湯に浸った〈なまけ者の幻〉と見、反対派は推進派の主張を未来はバラ色と信じて疑わない〈馬鹿者の希望〉と見た。どちらの主張が正しかったか――民営化からわずか2年余りの現在、答えはまだ出ていない。
◆答えは出ていないが、郵政解散・総選挙で示された「民でできる仕事は民で」という有権者の意思は今なお重いものがあろう。政府がきのう閣議決定した「郵政改革の基本方針」には、事実上の国営に逆戻りさせたい意向も見え隠れする。

◆国民の財産を二束三文でたたき売ろうとした「かんぽの宿」問題を顧みて、日本郵政・西川善文社長の辞任は当然である。経営者という“ハンドル”に不具合があったからといって、しかし、民営化という“自動車”まで解体する理由にはならない◆工夫と改良によって、民営化を〈賢者の希望〉に変えていくのが筋だろう。時計の針を〈なまけ者の幻〉に戻してはいけない。}

 小泉政権下で郵政民営化賛成を国民は選択した。あの時は民営が全てを解決できると思っていたが、幻だったことを国民が気づいたのではにのか。民主党が政権を取ったことで、民営化の象徴である西川郵政社長が辞任することを表明した。これから、国営には戻れないが、民間の利益追求で、地方置き去りにした。郵貯の貯金は企業が貯めた金ではない。国民がこつこつと貯めてきた金だ。これから国民が利用しやすい形にしてもらいたい。

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