喜多院法興寺

住職のひとりごと

機密アクセス―ウィキリークス公電流出

2010-12-01 06:48:15 | Weblog
記事12月1日付 編集手帳 読売新聞
2010年12月1日(水)01:07
 {共和党の大統領候補ブッシュ氏は遊説先で、批判記事ばかり書く記者が聴衆にいるのを見つけた。隣の副大統領候補、チェイニー氏にささやいた。「ほら、あそこに大リーグ級のクソ野郎がいる」
◆その発言が映像とともに全米に放映されたのは2000年の9月である。演説用マイクのスイッチが入っているのに気づかなかったための失態だが、高官や要人のナイショ話はこうした偶然のいたずらによって世間に漏れるのが昔の姿であったろう。
◆10年間で時代は恐ろしいほどに変わったらしい。内部告発サイト「ウィキリークス」が米国務省の外交公電を公開した。
◆「無能」(ベルルスコーニ伊首相)、「権威主義者」(サルコジ仏大統領)などと各国首脳をなで切りした人物評や、同盟国との微妙なナイショ話に触れたくだりもある。同サイトが入手した公電は25万通におよぶという。家庭内の会話が逐一町内に放送されたら近所づきあいがしにくくなるのと一緒で、外交に支障が出るのは避けられまい。
◆ブッシュ氏の失言から形容を借りれば、米国政府には何とも頭の痛い「大リーグ級のクソ…」難題だろう。}

 内部告発サイト「ウィキリークス」に人には知られたくない内緒話が、米外交公電25万点が流出した。首都ワシントンからはるかかなたのイラク駐留米軍基地のコンピューター端末だ。情報を漏らしたとみられているのは、バグダッド郊外の基地に勤務していた20代前半の陸軍情報担当の上等兵だという。同時テロを教訓に、省庁間の情報共有化を進めたことが裏目に出たとの指摘もある。どこの国でも馬鹿なことをする愚か者は居る。


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