喜多院法興寺

住職のひとりごと

トンネル内の4人の死亡も確認

2012-05-28 06:38:48 | Weblog
朝日新聞
 {新潟県南魚沼市のトンネル建設現場で起きた爆発事故で、国から工事を請け負った佐藤工業(本社・東京)が、トンネル内でガスが発生する危険性を伝えられていながら作業員らに徹底していなかったことが、同社への取材で27日、わかった。作業員は事故当日、ガス測定器を持たずにトンネル内で換気設備の点検作業をしていた。

 県警は、同社のガス対策が不十分だったことが爆発事故につながった可能性があるとみて、同社北陸支店(富山市)など関連先3カ所を同日、業務上過失傷害容疑で捜索した。トンネル内で作業していた4人の死亡も確認し、死因の特定を進めるとともに、容疑を業務上過失致死傷に切り替えて調べる。

 爆発事故は、国道253号の八箇峠(はっかとうげ)トンネルで24日午前10時半ごろ発生。トンネル外部にいた作業員3人が重軽傷を負い、内部で作業中だった4人と連絡が取れなくなった。爆発はトンネル内部に可燃性ガスが充満し、何らかの原因で引火して起きた可能性が指摘されている。}


 佐藤工業が、トンネル内でガスが発生する危険性を伝えられていながら作業員らに徹底していなかった。取材で、事故前にトンネル内に設置されていた換気設備が、モーターや電気配線などにガスが触れても着火しない「防爆構造」ではなかった。工事用換気設備を下請けした集じん機メーカー流機社によると、ガスの発生が予想される場合、防爆構造の機械を使うが、事故があったトンネルでは、ガス発生の可能性を聞かされていなかったことが、事故の原因である。