喜多院法興寺

住職のひとりごと

鶴竜決定戦で優勝のがすも大関当確

2012-03-27 06:24:23 | Weblog
3月26日付 よみうり寸評
 {把瑠都の綱取りを焦点にスタート、途中から鶴竜の大関昇進と初優勝が期待の中心に変わった。が、終わってみれば優勝は白鵬◆という大相撲春場所だった。2場所続けて優勝は逃さないという一人横綱。さすがとは思ったが、その白鵬にしても星一つの差を追って千秋楽を迎え、優勝決定戦での逆転優勝は自身初。苦しい場所だったに違いない。
◆裏返せば、初優勝こそ逸したが、1横綱、4大関を倒し大関昇進を決定的にした関脇鶴竜が〈今場所の顔〉だったと言える。千秋楽、地位が下の豪栄道に勝てば優勝だった。
◆勝負に「たら、れば」は禁物だが、この1敗で大関と初優勝の両手に花を逃した。残念だろうが、相撲の神様が厳しさを教えたと思えばいい。
◆井筒部屋からの大関は90年春場所後の霧島(現陸奥親方)以来22年ぶり。鶴竜の「鶴」は先代・井筒親方の現役時代のしこ名「鶴ヶ嶺」から取った。由緒あるしこ名だ。
◆先代も元逆鉾の現師匠も現役最高位は関脇。鶴竜の大関は〈鶴の恩返し〉などと評されている。}

 単独トップの鶴竜が豪栄道に敗れ、1差で追っていた白鵬が把瑠都を下し、決定戦に持ち込まれた。鶴竜は初優勝を逃したが、場所後の大関昇進を確実にしている。今回の場所は鶴竜が主役に躍り出て、白鵬の存在が薄れていたが、やはり最後は鶴竜との決定戦を制し、2場所ぶり22度目の優勝を果たした。鶴竜は初優勝を逃したが、場所後の大関昇進を確実にしている。