喜多院法興寺

住職のひとりごと

容疑者、自転車塗り直し畳替え 舞鶴・女子高生殺害

2009-04-08 07:30:03 | Weblog
朝日新聞
{ 京都府舞鶴市で昨年5月、高校1年の小杉美穂さん(当時15)が殺害された事件で、府警舞鶴署捜査本部に7日に逮捕された中勝美(なか・かつみ)容疑者(60)=京都刑務所で窃盗罪で服役中=が事件後、自分の自転車を塗装し直したり、自宅の畳を替えたりしていたことが府警などへの取材で分かった。捜査本部は同日の記者会見で、中容疑者が「知らない」などと容疑を否認していると発表した。

 府警は会見で、逮捕の根拠については答えず、接見に訪れた弁護士も取材に応じなかった。事件には明確な物証がないとみられている。

 府警によると、中容疑者は昨年5月7日未明、同市朝来(あせく)中の朝来川左岸の雑木林内で、小杉さんを殴って失血死させたうえ、遺体を遺棄した疑いがある。遺体は翌8日朝に発見された。

 中容疑者はさい銭盗などを働き、昨年11月15日に窃盗容疑で逮捕された。起訴後、府警は小杉さんの事件についても任意で事情を聴いていた。捜査幹部によると、中容疑者は任意の調べにも一貫して容疑を否認したという。

 府道沿いの防犯カメラには、中容疑者とみられる男が、小杉さんらしき女性と一緒に自転車を押しながら歩く姿が映っていた。府警や中容疑者の知人らによると、中容疑者は事件後、自分の所持していた自転車の塗装を塗り替えていたという。

 昨年9月下旬ごろには、舞鶴市内の畳店を訪問。使い古した処分品の古畳3枚を購入し、自宅の畳を交換していた。元の畳は業者には引き取らせず、「自分で処理する」と答えたという。府警は中容疑者のこれらの行動について、事件との関連を調べている。

 府警は逮捕後の7日の記者会見で、「証拠を固めたため、逮捕に至った」と発表した。しかし、犯行を裏付ける物証の有無や逮捕に至った経緯は説明しなかった。}
 物的証拠がなく、中容疑者は犯行を全面否認している中での、警察は逮捕に踏み切った。状況証拠だけで容疑を立証できるのか疑問が残る。前科がある中容疑者だが偏見があっては、真実を解明できない。今回の緊急逮捕は、5月からの裁判員制度では解明が望めにので、回避したのであろうか。