喜多院法興寺

住職のひとりごと

ロボットの関節にも使える伸縮自在の電子回路

2008-08-10 07:38:33 | Weblog
読売新聞
 {ゴムのように伸び縮みし、電気を伝える新材料を、東京大などのチームが開発した。
 炭素原子でできたカーボンナノチューブを、伸縮性のある高分子(ポリマー)に混ぜたもので、この材料を配線に使った電子回路は、70%伸ばしても機能に変化がなかった。これだけの伸縮性と導電性を両立したものは世界初。

 ロボットの関節など曲がる部分で使う電子回路に役立つ技術で、スポーツウエアや水着に使われる伸縮素材に混ぜて、血圧などを検知したり、人体の機能を強化したりするハイテクスーツの開発にも使えそうだ。科学誌サイエンス(電子版)に8日掲載された。

 電気を通す性質のあるカーボンナノチューブは、ゴムに混ぜると導電性材料が作れるが、束になって固まりやすいため混ざりにくく、導電性を高めるため入れる量を増やすと固くなる課題があった。東京大の染谷隆夫准教授らのチームは、カーボンナノチューブとよくなじむ「イオン性液体」をあらかじめ混ぜ、それをポリマーに加えることで、均一な混合に成功。ナノチューブの配合割合は20%で、電気の伝えやすさは市販の導電性ゴムの500倍以上と、曲がる電子回路の配線材料としても十分使えるという。}

 カーボンナノチューブを、伸縮性のある高分子(ポリマー)に混ぜたもので、この材料を配線に使った電子回路は、70%伸ばしても機能に変化がなかった。これだけの伸縮性と導電性を両立したものは世界初。市販の導電性ゴムの500倍以上と、曲がる電子回路の配線材料としても十分使えるという。伸縮自在の電子回路の用途は無限に広がる。魔法の電子回路となるのか。