喜多院法興寺

住職のひとりごと

二酸化炭素誤投与、病院側は死亡原因否定 福岡

2008-08-28 07:09:23 | Weblog
朝日新聞
{福岡県八女市高塚の公立八女総合病院で患者2人が酸素と間違って二酸化炭素を投与され、その後死亡していた問題で、病院の責任者である吉田博・企業長が27日会見し、「二酸化炭素は毒性が極めて低く、投与も短時間」「二酸化炭素は空気と混ざった状態で吸入されており、窒息する可能性はなかった」などと述べ、誤投与が直接の死亡原因でないと主張した。

 病院によると、24日午前3時50分ごろ大腸がんで入院していた70代の男性を、同午後6時ごろには頭部打撲で救急車で運ばれた80代の男性を、それぞれ緊急手術のためストレッチャーで手術室入り口から手術台まで約20メートル運ぶ間、20代の看護師が酸素ボンベと間違えて二酸化炭素ボンベを取り付け、二酸化炭素を吸入させた。最初の患者は手術直前に腹膜炎で、もう1人は25日午前に急性硬膜下血腫で死亡したという。

 酸素と二酸化炭素のボンベは黒、緑に色分けして、保管場所も別だった。病院側によると、ボンベを交換した看護師は「使用直前に空だと気付き、患者の状態が悪かったこともあって焦っていた。前日の手術で深夜まで勤務しており、疲労して注意力がなかった」と話しているという。

 病院は25日、院内に医療事故防止対策委員会を設置し、原因を調べている。ボンベ側の接続金具の口径が酸素、二酸化炭素とも同じだったことなどが明らかになっており、対策をとるとしている。}

患者2人が酸素と間違って二酸化炭素を投与され、その後死亡していた問題で、病院側は誤投与が直接の死亡原因でないと主張した。しかし2人の患者が二酸化炭素を吸入させた後に死亡している。体力のない患者に酸素ボンベと間違えて二酸化炭素ボンベを取り付けたことは殺人値する。