喜多院法興寺

住職のひとりごと

子宮のない女性の子、実母が代理出産

2008-03-01 08:17:28 | Weblog
朝日新聞
 {長野県下諏訪町の「諏訪マタニティークリニック」の根津八紘(やひろ)院長は29日、記者会見し、同クリニックで8例目となる代理出産を行ったと明らかにした。子宮のない20代後半の女性と夫との受精卵を、依頼女性の母の子宮に移して、帝王切開で産んだという。

 会見では、別室に女性と母が控え、音声で質問に答えた。根津氏によると、女性は西日本在住で、先天的に子宮のないロキタンスキー症候群。母は50代後半で、すでに閉経していたが、妊娠・出産に耐えられる健康状態と判断。妊娠10カ月に入ったところで帝王切開し、2200グラムの男児を産んだ。母子ともに健康という。

 代理出産8例のうち、4例は今回と同様、依頼者の母が出産。生殖年齢を超えた出産について、根津氏は「心臓や腎臓などあらゆる検査をし、問題があればやめている。お産の危険は若い時よりも当然高く、危険を委ねるとしたら、身内になる」と話した。

 産んだのは、赤ちゃんからみると祖母にあたり、実子として届けた後、依頼した夫婦と養子縁組するという。女性は「子どもができるとは思っていなかったので、とても幸せ。子宮のない方や子のできない方は大勢いる。代理出産を禁止しないでほしい」、母は「妊娠・出産は、思っていたよりしんどくなかった」と語った。}

 先天的に子宮のない女性と夫との受精卵を、依頼女性の母の子宮に移して、帝王切開で産んだという。代理出産については賛否両論があるが、身内での代理出産は認めても良いのではないか。生みたくても生めない夫婦に残された、最後の方法だと考える。