喜多院法興寺

住職のひとりごと

傷跡から毛髪再生、脱毛症治療に光明

2007-05-18 05:19:00 | Weblog
読売新聞
{毛髪は、皮膚の傷が治る過程でも自然に再生して生えてくることを、米ペンシルベニア大医学部のグループが動物実験で突き止めた。脱毛症の新たな治療法の開発につながる成果で、17日付の英科学誌ネイチャーに発表される。

 同大の伊藤真由美研究員らは、毛が生えそろった大人のマウスの背中の皮膚を1~2平方センチほど切り取って経過を観察。表皮がふさがった時の傷が直径5ミリ以上の大きさだと、中心部から毛が生えてくることを確認した。皮膚の内部では、毛根や毛根を包む「毛包」が新たに作られていた。

 この毛包を分子生物学的な手法で調べたところ、周囲にある普通の表皮細胞からできたことが判明。いったん分化した大人の表皮細胞にも、新たな毛包を作る能力があることが確認された。また細胞増殖にかかわるたんぱく質の量を調整して、毛包の数を増減させることもできた。}

 マウスの背中の皮膚を切り取り、ふさがった表皮から、毛が生えてきたという。新たに毛根が再生された。マウスだから成功したが、はたして人間にも毛が再生できるか、今後研究成果に期待したい。