喜多院法興寺

住職のひとりごと

体細胞を“若返り” 京都大再生医科学研究所

2006-07-07 04:39:49 | Weblog
共同通信
 {京都大再生医科学研究所は4日、それぞれの組織に成長した人間の体細胞を、胚(はい)性幹細胞(ES細胞)と融合させることで若返らせ、ヒトクローン胚と同様にさまざまな細胞に分化する能力を持たせる研究の実施を、文部科学省の専門委員会に申請した。

専門委は承認するかどうか8月中にも決める。

将来は、患者の体細胞を使って失われた体の機能を取り戻す再生医療につなげる狙い。クローン技術には卵子が欠かせないが、無限に増殖するES細胞を使うこの手法だと倫理的問題が少なくて済む。}

 マウスの体細胞が持つ遺伝子を特殊なウイルスを使って活性化させ、胚(はい)性幹細胞(ES細胞)に似た万能性を持たせることに、京都大再生医科学研究所の山中伸弥教授らのグループが世界で初めて成功した。この手法は、入手しやすく倫理的な問題が少ない体細胞を使うため、技術や安全性が確立されれば、本格的な再生医療の実現につながるかもしれない。