喜多院法興寺

住職のひとりごと

患者自身の骨でねじ 負担少ない治療に

2006-01-07 09:19:44 | Weblog
 骨折部分を止めるねじを、患者自身の骨から作る方法を内尾祐司島根大教授(整形外科)らと精密機械製造「ナノ」(東京)が開発した。
従来使っていた金属ねじは1本約10万円と高価で、取り出すため再手術が必要。セラミック製の人工骨は大部分が体内に残留する。骨のねじはこうした問題点を克服、患者の負担が少なく費用も安くなるのではないかという。
 内尾教授によると、手首など関節の小さな骨折を想定。骨折部位付近からピーナツ大の骨を採取し、独自開発した機械でねじに加工、折れた骨を固定する。骨の中に再生能力を持つタンパク質があり、このねじを差し込んだ場所で骨折部位と一体化するという。
 ブタやウサギの実験で効果があると確かめた。06年度中に臨床試験を始める予定。(共同通信)
 自分の骨でネジが出来れば、取り出さずに済むし、何より価格が抑えられる。素人考えだが、タンパク質を固めて人工骨のネジは出来ないにだろうか。