うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

天文クラブ....(850)

2008年03月21日 23時27分22秒 | うべプラネタリアン
今日は訳のわからないクラブになった。
ものすごくいい天気だったので、かえってとりとめがなくなった。
観望の二次会も呼びかけたのだが、もともと月齢が14なので、
どこへ逃げてもこれ以上の条件のいい星空が見られる訳もなく、
結局会館での「月と土星観望」に終始した。
改めて月明かりのすごさ(邪魔具合)を認識したのだった。
出席の人の方は、おなじみのメンバーが全員集まったので、それなりに愉快だった。
海老さんは高校入試に受かったからと、キラキラする姿でみんなの拍手を浴びていた。
いろいろ大騒ぎの中で、サエカの、つかず離れずの人の面倒見の良さは抜群に光る。
ここぞというときのたよりになる力強さに改めて感動し、感謝したのだった。
カナンは相変わらずべったりだが、初めての友人を誘ってきたせいか、
心の半分はその友人を気にしていて、ドキドキさせるような負けんきの強さがいまいちだった。もっと甘えていいんだよ。
そして、いい大人達(孫の居る老人達)が、子どもの迫力に遠慮して、
たじろいでいる様子は、いつものことだが、見ていて愉快だ。
そうそう、月の影で幽玄な影踏みを楽しむなんて、田舎の楽しみの醍醐味なんだぞ。
あっちも知り、こっちも知るようになると、改めてこの星空の良さがわかるのさ。

緑色の花 2....(811-2)

2008年03月20日 16時17分02秒 | 水の存在
そして、貝母ユリ。
シュンランもバイモユリも、いずれも8割方は緑色だ。
花は植物の生殖器だから、虫などの手助けが欲しい、
そのためには色・かたち・香りで目立たなければならない。
花が葉の色(本来の植物色)と同じなら、目立たないから、緑の花はない、との理屈だ。
だから、夜咲く花は白くて、香りが強いという。
まあ理屈は解るが、緑の花はあると思うし、夜の花がすべてそうとも
いえないが、どこか、ははぁと思わせる話ではある。
いずれにせよ、花や星で、全国の友の輪が拡がるのは実に愉快だ。
皆さんよろしく御願いします。どんどん投稿を。
もちろん青島からも、ね。

緑色の花1....(811-1)

2008年03月20日 15時58分14秒 | 水の存在
先の㌻の可憐な花は、早春のごく短い間に咲く
“あずまいちげ(東一華)”という一輪草の仲間。
絶滅危惧種とのこと。
こうした早春の儚い風情の植物を
“スプリング・エフェメラル”と言うんだそうな。
多摩のハイカーさんに感謝。またよろしく。すばらしい画を送ってください。
ところで、緑色の花はないと聞いたことがある。
あるとすれば、人の創った(造花という意味ではなく)花だという。
純粋に緑かどうかは別にして、緑の花は結構あるような気がするのだが、どうだろう。
たとえば、春ラン....

何という名の花?....(E810-1)

2008年03月19日 21時32分11秒 | 水の存在
シモバシラ草でしばらく話題をさらった多摩のハイカー氏から、またぞろ
謎めいた花の映像が送られてきた。
“東”と冠された名が付いているらしいのだが、西でも咲くという。
くそっ! なにやらわからん。

横顔が美しければ美人だという。月面しかりである。
この花、幽玄な感じで、横顔が美しいし、葉もおもしろいから、
さぞかし正面の(上からの)姿もきれいだろう。ぜひ見たいところだ。
もったいぶっているのは私ではない。

虹の入江 2....(849-2)

2008年03月18日 17時43分50秒 | うべプラネタリアン
虹の入江は、月面北部の雨の海に半ば融け込んだ、
古い大きなクレーターである。
その形から「虹の入江」と名付けられているが、実にいい名だ。
岬の突端を「乙女の岬」という。更にすてきだ。
月齢によっては、画像のように、湾をちょうど陰が横切るので、湾を作る半円の山が闇に浮かぶ。
絵のように美しい。
将来月面基地ができて、あちこち月面名所めぐりができるようになると、
月面八景なるお楽しみツアーができた場合、このタイミングの虹の入江は、
絶対に八景に組み入れられるに違いない。
そうだ、月好きを自認する私としては、月面表八景を考えてみようか。
例えば「夜明けの望景、宇宙(そら)に輝く虹のやまなみ」なぁんちゃって。
こんな楽しいツアーに、誰か加わって、一緒に選んでみないか。
月にこだわるこたぁない。星空すべてに好みの八景を提案しようか。
例えば、「初冬の夜更け、木枯らしに吠える天狼シリウス」とか...、
わっ、まずい、きりがなさそうだ、誰か受け継げっ!
Hanaichiさん、Cosumosuさん。

虹の入江 1 ...(849-1)

2008年03月17日 23時21分04秒 | うべプラネタリアン
私の好きな月の景色は、虹の入江の夜明けである。
ちょうど今日(3/17)、月齢9.4で虹の入江が陰の境目に来る。
昼間、天気がよかったので、15時ころ「望遠鏡を開ける」とネットワークに呼びかけた。
すると、20人を越す人が集まった。悠希がいの一番にやってきた。
まどかが来た、明里が来た。昨日のプラのお客様が来た。わんさかである。
月が明るいので、土星と月とを楽しむので精一杯だが、それでも二時間はあっという間に経った。
みんなカメラ携帯で写真を撮っていた。かくいう私も星の元では写真にしばし夢中になる。
こんなできばえだが、さあ、皆さんの作品はどうか。

ゴツン....(847)

2008年03月16日 19時11分57秒 | うべプラネタリアン
青少年会館の天体望遠鏡は40年前の代物で、それを包み込むドームもそれだけの昔物だ。
ためにギアやモーター部はむき出しで、危険極まりない。安全性など毫も考えていない。
暗闇の中子ども達が騒ぎまわる事を考えたら、ぞっとするような拙い構造があちこちにある。
というわけで、今日、永安氏がちょっとした手直しをしてくれた。
ちょっとしたことだが、スリットの駆動コントロールパネルが、人の頭にゴツンとあたる危険性を回避できる。
そのことに気付いて、直ちに手当てしてくれる人は得難い。
本当の大人の男の優しさとは、こうした気付きと、グダグタ言わず即動く速さと力だろう。
ありがたい。
そんな折、私が望遠鏡のバランスウェイトに頭をこっぴどくぶっつけた。
目から星が飛んだ。これも危険だ。
不注意でぶつける方が悪いが、いつの日か何とかしなければなるまいて...

今宵は、わざわざ人を招集するほどクリアな天気ではない。
明日、22時ころ、プレセペ星団と月齢10の月が重なる。
いい天気だったら、観測会を開催しようかと考えている。

今宵はよく晴れて....(846)

2008年03月15日 19時58分44秒 | うべプラネタリアン
星が鮮やかだ。
こんないい夜はついぞ会ったことがない、というほどの空だ。
我が家から、今、カノープスがはっきりと見える。
南中時に、そこに見えるんだと確と捉えた。
上弦の月が明るすぎるが、月がなかったら、今夜は観望会をやっていたはずだ。
月齢と晴れ間のいいタイミングがジャストミートする夜って、
考えてみると数えるほどしかないのだ。
それにしても美しい、いい星月夜だ。