うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

ほしと音楽のつどい 2....(236)

2007年12月22日 17時34分21秒 | うべプラネタリアン
うべプラネタリウムの特別企画“ほしと音楽のつどい”「オカリナ演奏と朗読劇」は大成功だった。
昨夜来の雨で、ほとんど人は集まらないかと思ったが、40人を超える盛会だった。
朗読劇は、葉っぱのフレディとかさじぞう、オカリナ演奏は泊野さんの一党。
プラでは太陽を消して星空を流し、3/4はプロジェクターの映像中心に展開した。
こんな時使おうと、さまざまな写真を撮りためていたのが有効に生きた。
聞き手も演じ手も、共に楽しめたのでうまくいった。
また2月か3月に企画しよう。

ホームズ彗星の見え方 17...(235)

2007年12月20日 22時12分51秒 | うべプラネタリアン
一昨日と昨日、空がよかったので探ってみたが月明かりもあって、まるでだめ。
双眼鏡でそれかなぁと思う“かすみ”はあったが、自信がない。
見慣れてきたこの目に見えないほどぼんやりしてきたのだ。
後は再増光に期待するが、まずおおかたの予測は再増光はあるまいとの見方。
しかし良く楽しませてくれた。
数年後還ってくるときが楽しみ。
しかし、6年半後かぁ、わしゃ70の坂を越えちょるの。

12月の花....(E27)

2007年12月19日 21時49分55秒 | 水の存在
12月の花と言えば、クリスマスの、ポインセチアやシクラメン、カニサボテンなどを思い浮かべるかもしれない。
外に咲く花をイメージしても、つくづく、花のない季節だと思う。
冬至だものね、日を浴びる時間も少ない。
まあ思いつくところ、クリスマスローズか山茶花かこの花だろう。
この樹の花、渋い花だ。誰もあまり関心を寄せない。
ほとんど香りもない。香りで誘って虫を呼ぼうにも虫がいない。
無駄なことをしないわけだ。
が、私は意外と好きなのだ。
さて、何の花?
画像は下手な写真だ。いつか撮り直す。

火星最接近....(234)

2007年12月18日 19時56分26秒 | うべプラネタリアン
明日(12/19)が火星と地球が最接近する日だ。
火星と地球は2年2ヶ月毎に接近するが、前回2005年10月や人類史上最も近いと騒がれた2003年8月に比べると、
このたびは中接近か。
火星は687日で太陽を一周する。地球のほぼ2年だが、2年は730日だから、
用意ドンで同一スタートを切っても、地球がトラック2周して火星と並んでも、
当初のスタートラインにそろうわけではない。
4-50日のズレは2ヶ月の追時間を要し、しかも微妙にズレが拡大する。
そして、地球の公転軌道は円軌道に近いが、火星はかなり楕円軌道なので、
いろいろの要素がからみ、一言で接近と言っても、その程度はまちまちとなる。
そんなわけで、このたびの接近は、望遠鏡で見ても、見た目小さいので細部は解らず、ちょっと失望する。
今年の火星は望遠鏡より肉眼がいい。何より位置がいい。
ふたご座の兄カストルの足下あたりにあって、強く赤く輝いているから、
冬空が実に見ごたえする。本当に神の配在かとおもう。
くわえて、5月には火星は“かに座”に移動し、プレセペ星団と重なる。
言うことなしである。
画像は2005.10.28の火星(NASA)。

1月の予定....(233)

2007年12月17日 20時54分04秒 | うべプラネタリアン
1月の予定を立てていると、いつものことだが、しぶんぎ座流星群がしょっぱなに出てきて、心騒ぐのである。
その心のざわめきを見透かしたように、永安氏が訪ねてきて、「やらないの?」といきなり言う。
なにを?とか、いつ?とか聞き返さなくても解るのだ。
だから、こちらもいきなり「うむ、松の内だからなぁ、さぁて」とちょっとあいまいな返事で応える。
端で聞いてる人にはまるで禅問答だ、なんのことやらわからない。
「かなさんやさえかさんたちなら来ると思うよ」と話が飛ぶ。
いや、我々の間なら飛んでないのだが、脈絡がない。
あげくのはて「こんどは雑煮でしょう」と言う。「だなぁ、むふふ」と応える。
「で、どこがいいかな」というと「まぁ青年の家でしょう」と言う。
そんなわけで、星虫の話は星座をたどるように肉付けがない。が、点と点を結んだだけで絵が見えてくる。
1月4日、青年の家広場でしぶんぎ座(りゅう座)流星群の観測会をやることにしよう。
2年越しのリベンジか、しぶといね。(雑煮はどうなるかわからぬ)

星虫 1 ....(232-1)

2007年12月16日 16時48分24秒 | うべプラネタリアン
「星虫」と言う言葉は、私の造語である。
意味はさしてない。文字通り「星好きな虫」程度のことである。
手塚治虫 氏 という私たちのガキの時分のアイドルの漫画家がいた。
私の科学好き星好きは氏の漫画の影響である。
“鉄腕アトム”や“ブラックジャック”“火の鳥”“ジャングル大帝”などの生みの親だ。
本名は「治」だが、虫好きなので虫をくっつけて「治虫」というペンネームにしたと自伝にある。
まあいわば、星虫とはそんな虫である。
星虫は星虫を呼び、同じ波長の電波を出して語り合う。
年をこえ、性別をこえ、国境をこえ自在に夢をとばす。
その星虫のイメージキャラクターができた。
芸術の女神の末裔カナン、美しき星虫(小5)の自信作である。
あとは、詩と曲と歌だな。

ふたご座流星群 5 観測会結果...(231)

2007年12月15日 15時09分41秒 | うべプラネタリアン
ベタぐもり。
残念。ふたご座流星群観察会企画3回目、三連敗!
一年先を言うと、鬼が笑い茸を食べたようになるだろうが、来年は条件悪いんだよな。今年に賭けたんだが....
でも、cosumosuさんの多大なご尽力のおかげで、大量の豚汁が出来、歓食会としては大成功。
これだからやめられない。
とはいうものの星虫としては星を見たい。
雲の切れ間に時折見える火星の明るいこと、シリウスの美しいこと。
先行して会場設定してくれた永安さんは「集まって来るのが遅いよ、20時ころ、
下から走って空を二分するようなのが流れたんだよ。あれ一発見れば、
みんなも満足だったろうに。そのあとみっちり曇ってきたんでね」と言う。
それを聞くとさらにくやしい。
重ねて「1月4日のしぶんぎ座をやろうよ」と言うが、今はちとがっくりなんだ。
お天気で気をもむのにくたびれちまった。
旗振りがこれではことは始まらない。
ま、2~3日もすりゃ立ち直るだろうがね。
今はせめて、土曜の今夜も明日の日曜の夜も流星は活発であって欲しい。
会として集まらなくとも、みんな空を見ていたいと言ってくれたので。

画像はオリオン座流星群(NASA)。

ほしと音楽のつどい....(230)

2007年12月13日 21時35分26秒 | うべプラネタリアン
ふたご座流星群歓食会の後は、12/22の「ほしと音楽のつどい」だ。
二胡演奏を予定していたが、先方都合悪く、オカリナ4人組(カルテットと呼ぼう)となった。
オカリナだけでは大変なので、フルートが一人加わる。
それでも大変な重圧なので、更に、朗読劇がくわわる。
題して「オカリナ演奏と朗読劇」。
本日朗読劇のリハーサルをプラの中で行った。
プラ投影中は真っ暗で、パフォーマンスが見えない。お互い大変だが、たのしくやりゃなんとかなるだろう。
何よりも天気のことを気にしないですむのは気楽だ。
12月22日(土)14:00~15:00の予定。皆さんご参加を。

ふたご座流星群 4 観測会...(229)

2007年12月12日 11時50分48秒 | うべプラネタリアン
14日夜、星空指数は20となって、依然かんばしくないが、観察会は予定通り実施する。
問題は、豚汁(50人分)を作って暖を取ろうと考えているが、もし、厚く雲がかかって、観察にもならなかった場合、
豚汁が無駄になることだ。
そこで、永安氏の提案を受けて、土曜(12/15)も観察会をやることにした。
15日の星空指数は60、16日は100でだんだん条件は良くなる。
もちろん、14日がうまくいけば15日はやらない。
うまくいかなくても、“次の日も”という控えの計画を立てておけば、少なくともトン汁は捌ける。
冬だから豚汁は翌日までいたみはすまい。
というわけで、流れ星は減るかもしれないが、あるいはふたご座群の今年のピーク予報は
12/15 03:00だから、夜も減らないかもしれないし、いずれにせよ、
暗くていい条件の下で、ホームズと火星と冬の星空は楽しみたい。
さて、だから、このたびは、二段構えで実施する。
翌日順延は、14日夜集まった人にその場で伝える。結果良しということもある。
楽しく考えよう。
cosmosuさん、そういうことでやりませんか、いかがでしょう。