うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

「祈り」と「かぐや」....(238)

2007年12月24日 16時52分07秒 | うべプラネタリアン
本日(12/24)、JAXA/NHK のかぐやの動画CDが届いた。
日本プラネタリウム協議会提供だ。
早速プロジェクターで大きくして見た。
“地球の出”のシーンが美しい。泣けてくるほど美しい。
我が仲間の星虫たちよ、これを読んだら、プラにおいで。いっしょに見よう。
“遠ざかる地球”“月面(嵐の大洋)(北極)(南極)”“地球の出”“地球の入り”が収録されている。
このほかに、1ヶ月くらい前だが、小惑星探査機はやぶさの小惑星イトカワへの旅の物語が届いている。
「祈り」というタイトルが付いている。音楽がいい。また、泣けるのだ、これが。
はやぶさの孤独の冒険旅行に思い入れが重なる。
これもいっしょに見よう。実にいいCDだ、星虫にはたまらないね、ほんと。


ベツレヘムの星....(237)

2007年12月24日 10時54分37秒 | うべプラネタリアン
キリストが生まれたとき輝いたとされるベツレヘムの星は何だったのか、
毎年のように新説が現れる。
木星と土星の合だったとか、金星だとか、彗星だとか、超新星だったとか
まぁにぎやかなこと。
つい最近は、はるか彼方の銀河のなかの極超新星爆発だという説があらわれた。
キリストが生まれたとき、突然のように輝星が現れ、その星に導かれるように
東方より賢者3人が寿ぎにやってくる。
伝説的に美しいシーンだが、この星が何だったかなんて、そんなに大切なことなんだろうか。
だいたいキリストの誕生日からして、紀元前4年とか7年とか年があいまいな上に、誕生日に至っては、
12月25日なんて4~5世紀に無理やり決めたらしいので、
そのときの輝星を探るなんてどだいナンセンスだと思うのだ。
星と共に生まれるのは聖者の常だから、伝説だけでよいではないか。
まあしかし、後世の我々星虫には、その謎解きで楽しませて貰っているからありがたい話ではあるが。
画像は太陽(SOHO)。