うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

月面にて 2....(224)

2007年12月04日 20時36分47秒 | うべプラネタリアン
三日月から六夜月ころまで、月を見ると欠けた側、暗い方に、月の丸みがほんのり浮かんで見える。地球照という。
地球の照り返しが見えているのだ。
太陽の光を浴びた地球が月を照らし、その光に照らされた明るさを我々が見ている。
光のトス、キャッチボールだ。
太陽の光もすごいとは思うが、地球の反射率も強いと思う。
月面に立つと、そんな地球が、中天で、青と白とところにより茶色で、ビガビガ輝いているんだろう。
おっそろしいような大きさで。怖いような明るさで。
満月ならぬ満地球(Full Earth)に近い丸みで。
しかし、光の散乱はないから、地球を隠せば(例えば手をかざして..さて、手の中に入るかな)、
あとは漆黒の空だろう。星も見えているはずだ。
わぁっ~見てみたいなぁ....
美しいだろうなぁ....泣けるだろうなぁ....
カナンや冴夏は行けるだろうか、あの月へ。

画像は朏(みかづき)とすばる、地球照 (NASA)。