うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

ふたご座流星群 1...(225)

2007年12月05日 17時13分08秒 | うべプラネタリアン
ふたご座流星群の一つの特徴として“活動期間の長さ”があげられる。
12月はじめ頃から、12/20頃まで活発で、12/14の極大期をすぎると急激に数が減るようだ。
永安氏によると、今月初めホームズ彗星を見ていたら、
北東の空からカシオペアの方へさぁぁっとゆっくり長く走る流れ星がいくつか見られたとのこと。
つまり、下から上に飛んだわけでそれはなかなか見ごたえがある。
今年の極大期は12/15 03:00と予報されている。
当日月齢4の月は21時には沈むので、晴れていさえすれば、観測条件は絶好。
一年の内で2大流星群と言えば8月盆ころのペルセウス座流星群と、この時期のふたご座流星群だが、
最近ペルセ群が不活発なのではと言われている中で、ふたご群はなかなか調子がいいようだ。
ふたご群の特徴としてさらに“ゆっくり流れる”ことがあげられよう。
ペルセ群は秒速70kmくらいで地球に飛び込んでくるのに比べ、
ふたご群は30km程度と言われているので、数値比較だけでもゆっりくなんだろうなと解る。
ふたご群の最大の特徴は....また後日語るとして、
極大期の12/14の宵から0時ころまで、公開観察会を開く。
具体的には、当日、18:30~20:30天文クラブ12月例会。
そのあと、21:00~24:00 常盤湖畔「青年の家広場」に移動して観察会。
晴れればいいが。

画像はペルセ群の流れ星(NASA)。