うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

天神社....(B82)

2008年01月20日 18時07分34秒 | 史跡散歩
菅原道真公は、太宰府に配流されるときに、瀬戸内の各地に足跡を残している。
この近くでも、防府市や光市にゆかりの天神社がある。
かくいう宇部にもちゃんとある。梶返天神社。
ここは、周防灘をつっきって九州に渡る本土の最後の地だったが、波が荒れて渡りきれず、
梶を返して、一泊されたという。私の住む東梶返という住所はそのゆかりの地だ。
防府市の防府天満宮は、その地に数日滞在していらっしゃるから、もっと由緒が深い。
光市の天満宮は別名「冠天満宮」といい、そこで世話になった若い漁師に冠を与えたという故事にのっとっている。
冠を与えるなんて、菅原公もよほど世話になったか、ここまで落ちればもうどうでもいいやと、やけっぱちになったか、
少なくとも彼の意志が濃厚にあることは読める。
瀬戸内各地の天神社を訪ねてみるのは楽しいだろう。
京都から、「露」天神社を皮切りに、太宰府をゴールに。
画は、防府天満宮の梅。撮影は昨日(08.1.19)、今年はすでに全体一分咲き。