なんというタイトルだろう。
こんな言葉を知っているのは、今や日本でも限られた人々に違いない。
別の話を書くつもりだったが、古い友から「決心、攻撃、矢は左」なんて台詞を聞いたものだから、
忘れていたことがバッと胸に拡がって、矢も楯もたまらず記している。
この言葉を聞くことがなくなって、四半世紀経つ。
東京時代だった。私は三十台だった。
弘三師は、旧陸軍経理学校を出て任官した、れっきとした職業軍人だった。
師が教わった司令官の心構えの一つが、この言葉だと聞いた。
事に面して逡巡するな、判断に迷うときは、攻撃。積極的に前へ。
方法も瞬時に決める、左方から放つ。
と、方針を決めたら、細心かつ大胆に事に当たる。
鮮やかだったなぁ、あのころのビジネスは。
私の底抜けのプラス思考は、この言葉で裏打ちされた。
...けっしんこうげきやはひだり...呪文のように酔ったものだ。
濱田、読んだか。
こんな言葉を知っているのは、今や日本でも限られた人々に違いない。
別の話を書くつもりだったが、古い友から「決心、攻撃、矢は左」なんて台詞を聞いたものだから、
忘れていたことがバッと胸に拡がって、矢も楯もたまらず記している。
この言葉を聞くことがなくなって、四半世紀経つ。
東京時代だった。私は三十台だった。
弘三師は、旧陸軍経理学校を出て任官した、れっきとした職業軍人だった。
師が教わった司令官の心構えの一つが、この言葉だと聞いた。
事に面して逡巡するな、判断に迷うときは、攻撃。積極的に前へ。
方法も瞬時に決める、左方から放つ。
と、方針を決めたら、細心かつ大胆に事に当たる。
鮮やかだったなぁ、あのころのビジネスは。
私の底抜けのプラス思考は、この言葉で裏打ちされた。
...けっしんこうげきやはひだり...呪文のように酔ったものだ。
濱田、読んだか。