ヒロ爺のあれやこれや!

憩いと安らぎを・・・

ケイコ先生の浪曲を聞く

2022-12-25 22:40:44 | 音楽、映画、芸術

 

二週間前に浪曲師「春野恵子さん」の独演会に行ってきました。

 

30年ほど前、同じ所属にいた同僚からお誘いがあったからです。

スマホをズボンの前ポケットに入れていますが、作業していると時々勝手に発信してしまうことがあります。

 

ある日、「電話に出られなくてすみません」とのメールがありました。

発信記録を見ると、あっしから掛けていました。

メールでお詫びして、その後趣味のライブの話をするようになり、今回のお誘いを頂きました。

 

「えっ、浪曲なん?」と思いましたが、ググってみると浪曲師は懐かしのケイコ先生でした。

テレビ番組の「電波少年」で、東大を目指す芸人の坂本ちゃんの家庭教師をしていた人です。

 

東大生の綺麗な方だったで、よく覚えています。

浪曲にはあまり興味はありませんでしたが、あのケイコ先生の今の姿が見たくて行くことにしました。

 

会場は、心斎橋の御霊神社の儀式殿です。

開演40分前なのに、既に8割方着席されています。

凄い人気なんだと驚きましたが、ほとんどはご老人。

あっしもその一人。

 

開演となり、春野恵子さんが登場。

顔が少しふっくらしていますが、50歳近いとは思えぬ若々しさ。

堂々とした体形は、浪曲師としての発声には必要なことなのかもしれません。

 

幼い頃に祖母に連れてもらった記憶があります。

浪曲が好きなのではなく、好きな食事とおやつが楽しみで付いていきました。

「なにがなしにして・・・」と男性浪曲師の唸っていたことだけが残っています。

 

浪曲について易しく解説してくれたので、すんなりと入れました。

落語と同じように多人数を一人で演じ、三味線に合わせて歌い、物語を綴っていくものなんだと理解。

浪曲を「一人オペラ」だと表現されていましたが、まさに言い得て妙でしょう。

 

演目は、「天狗の女房」と「樽谷おせん」です。

前もって内容を調べていきましたが、その必要はなかったです。

初めに内容の説明をしてくれたので、予備知識なしでも浪曲を楽しむことができました。

 

物語の舞台が目の前に現れます。

声の圧は大きく、演じる人ごとの変化は見事です。

圧倒的な迫力を体に受けて、浪曲の素晴らしい世界を知りました。

 

もっと多くの人に浪曲を知ってもらおうと、「Rock浪曲」なるものも始められています。

色々な音楽にあわせて浪曲を演じるもので、若者をターゲットにファンを増やそうという試みです。

 

浪曲を聞いたことがある人は少ないと思います。

一度、鑑賞したら、その魅力にはまる人は多いでしょう。

 

今回の参加費は2,500円でした。

これだけで知らない世界を覗けるなんて素敵です!

皆さんに是非、お勧めしたいです。

 

 


2 コメント

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知らなかった (晋ちゃん)
2022-12-26 21:27:39
あの会場に居られたのですか
2月に国立文楽座で講談があるようです
出来たら行きたいと思っています
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晋ちゃんへ (ヒロ爺)
2022-12-26 23:07:29
時々、ブログ「晋ちゃんの気ままな散歩道」を覗かせてもらっています。
タイムリーな話題を記事にされていて、見習おうと思っています。

この浪曲独演会に来られていたと知ってビックリしました。
300人ほどのお客さんが来場されていたので、知っていても会えなかったでしょうね。
どこかでお会いしましたら、よろしくお願いします。
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