ヒロ爺のあれやこれや!

憩いと安らぎを・・・

また寂しく・・・

2016-07-27 23:59:00 | 家族・親友


義理の兄が、7月22日の早朝に亡くなりました。
口数の少ない人でしたが、横にいるだけでホッコリする人間味のある人でした。
お袋、親父に続いて、大切な人が居なくなりました・・・

1年9か月前のお袋の通夜の振る舞い寿司を喉に詰まらせて驚きました。
癌かもしれないと心配して早期の検査を望んでいましたが、病院の精密検査は何カ月も先でした。
他の病院にも照会しましたが少し早いだけなので、がん治療で評判の良い病院での診療を待ちました。
結果は、残念ながら食道がんでステージⅣでした。

手術は困難とのことで、放射線と抗がん剤による治療をはじめましたが効果がなく、1年半ほどで息絶えました。
半年以上も口から食べることができず、数ヶ月前には水さえも飲めない状態になりました。
それでも「生きたい!」と望み、いつかは飲みたい食べたいと願っていました。
73歳の若さでしたので、当然の願いでしょう。
2か月前に他界したあっしの親父の歳までは25年もあるのですから・・・


二男坊は交通事故で入院していましたが、驚くほどの回復力で杖をつきながらですが動けるほどになりました。
息を引き取ったその夜、外泊許可をもらって父親の病院へ行くと、「歩けるようになって良かったなぁ」と話したそうです。

兄とは50年ほどの付き合いです。
酒と煙草が大好きで、「これで命が短くなってもええねん!」と言っていたのを思い出します。
棺の中に、いろんなお酒と煙草を忘れずに入れました。

陶芸や切り絵が趣味で、その出来栄えはなかなか素晴らしいものです。
あっしも来年からは完全リタイヤになるので、文化的な趣味にもチャレンジしようかな。


       式場入口の「想い出コーナー」に展示した小作品



3年前から、あっしと2人で家庭菜園を楽しんでいました。
あれこれ言いながらやっていたのが懐かしいです。
これからは一人で畑仕事なので寂しいです。

祖母が亡くなって半世紀もの間、身内のお葬式はありませんでしたが、お袋が亡くなって1年9か月間で3人も亡くなりました。
大切な人が続けさまにいなくなるのは堪えます。
親父が「友だち、だーれも居らんようになった!」とよく口にしていた気持ちが少し分かります。

一番の幸せは、家族や親族・友人とのふれあいの中で生まれる心の温かさであると思います。
兄弟や親族が仲良く、そして友人を大切にして交流が続くことを願っています。


(撮影:iPhone5)

涼感ドライブへ

2016-07-19 22:58:40 | ツーリング・旅行

                龍神スカイラインからの景色

気分的に本調子には中々なれませんが、心配事の一つが良い方向に向かっています。
親父の49日の翌日に起こった甥の交通事故の経過が良いことです。
原付バイクに乗っていて、対向車と衝突。
死と隣り合わせの重傷でした。
府立急性期総合医療センターに搬送されたことが幸運だったようです。
2か月経過した先週末に一時帰宅ができるほど回復しました。
あとは後遺症がないことを祈るばかりです。


そんな嬉しさもあって、6月下旬に行った高野山・龍神スカイラインのドライブ記事を書く気になりました。

バイクでの龍神スカイライン走行は封印していました。
それは、自分の運転技術を超えた走りをしてしまう危険性が高かったからです。
コーナーを高速で駆け抜けていく気持ち良さが、自制心を抑えられなくなるのです。
2年前、200㏄のオフロード車だから大丈夫だと思って走りましたが、後半はフルアクセルになりましたね。


Z3はオープンにして走りたいけど、気温と直射日光が拒んでしまいます。
「高野山まで行けば気温が低いし、気持ちいいはず!」
そう思って、朝早くから綺麗に洗車して出発。

急ぐことはないので、走って気持ちのいいルートを選択。
道の駅「かなん」から御所に抜ける道を通り、山の中腹を走る県道30号線で河内長野市へ。
京奈和道を少し走り国道480号線へ入ります。

コンビニのコーヒーとサンドイッチで小腹を満たします。
隣に停めた高野山にお住いの同年代のおじさんと車談義で盛り上がります。
ポルシェ・ボクスターやBMW・Mスポーツなどを乗りこなす方で楽しく話ができました。

高野山へ向かいますが、途中、「蛍の里」へ寄り道することにします。
県道4号線のトンネルを抜けると、開けた景色が目に入ります。
車から降りて休憩すると、遠くに紫陽花と新しい建物が見えます。









傍らまで行くと、山荘「天の里」というホテルでした。
「こんな山郷に作って経営が成り立つの?」と心配になりますが、既に営業をはじめて数年になるそうです。
一組が一棟ごとに宿泊する洒落た宿舎なので、人気があるのかもしれません。
レストランも素敵な雰囲気だったので、近いうちに食事に来たいですね。




ここから、毎年蛍狩りに呼んでいただいたログハウス「やすらぎの里」へ向かいます。
この場所はすでに他人の手に渡っていますが、どんな風になっているか気になったのです。
沢山の人がログハウスの前におられ、ちゃんと営業されているのがわかりました。
10年間ほど訪問した場所。
ただの建物とはいえ、朽ち果てていなくて良かったです。


国道480号線で高野山へ近づいていくと、気温が低くなってくるのが風から感じます。
高野山の市街地をパスして、龍神スカイラインへ入ります。
道は綺麗だし空いているので、アクセルを強く踏みたくなります。
数日前にスピード取締りに遭ったところなので、スピードを抑えて走ります。
それでも車高が低いのでスピード感はそこそこあるし気持ちがいいです。





一気に護摩壇まで走ります。
ちょうど昼時だからでしょうか、駐車場にはバイクの台数が少ないです。
途中、無茶な走りをしているライダーは数えるほどです。
これなら、刺激を受けて同じような走りをすることもないかもしれませんね。


花園あじさい園に寄らなかったので、少し戻ることにします。
満開は少し先なのでしょうか、思いのほか花が少ないです。
ここからの景色が綺麗なので、長めの休憩を取りました。









予定では白浜から高速道路を通って帰るつもりでしたが、それだけの距離を走る元気はなく、河内長野経由で帰ることにしました。
一部スポーツ走行をしただけで、ほぼ制限速度内でした。
それでもイライラすることがないのがZ3の良いところ。
久しぶりの一日ドライブ、堪能しました~

あれこれ考えすぎず、楽しく毎日が楽しく過ごせたらいいですね!


腰痛グッズは?

2016-07-13 11:33:09 | バイク・車


Z3のシートも長時間運転していると腰が痛くなります。
楽しいドライブも痛みを感じた途端、苦痛な時間へと変わってしまいます。

以前から腰痛対策として、シートと腰の間に入れるクッションなどの小物を何点も購入して試しましたが良くありません。
レカロのシートに換えるのが一番良いし間違いはないと分かっているけど、14年も前の古い車なのであとどれ位乗れるか考えると躊躇してしまいます。

大型電気店へ生活家電を見にいったら、MTG社のボディメイクシートが置いてあり、座ってみると背筋がシャキッとしてなかなか良い感じ。
横を見ると、同社の腰痛が軽減するという「Style Drive」の紹介パンフがあって興味津々。

メーカーに実物が置いてある店舗を問合せ、早速行ってみました。
一つだけしかありませんでしたが、ちょっとだけ試座させてもらいます。
普通の椅子に置いて試すと、ボディメイクシートのように硬くはなく、軟らかい素材でできています。
パンフに書かれているように座面への当たりがソフトになるみたい。

自分の車で試してみたいとお願いしたが、展示品ではないのでそれはできないと断られた。
箱の説明書には『カイロプラクティックの理論を応用し、座るだけで「正しい姿勢」をサポート。体圧分散機能により、運転中の腰の負担を軽減します。』とあります。
ネットで検索すると、商品の良さをアッピールする言葉が次々に出てきます。
評価を読むと使えそうな気がしたので、購入することに決定。
値引きゼロの強気の販売なので、メーカーの自信だと受け取ったのかも。

早速、シートにつけます。
取り付けは、座面と背もたれの隙間にズレ防止の布を差し込み、背もたれの上部にあるベルトを固定するだけです。

座ってみると、座面がズレてしまいます。
座席に包み込むような仕様になっておらず、ただ載せているだけなのでしかたありません。
クッションは薄いみたいですが、座ってみると元のポジションより随分と高くなります。
シートを一番下にしても高すぎます。

しばらく乗っていると、通気性が悪いのか汗でびっしょりに。
寒い時期なら暖かくていいかもしれませんが、夏は使い物にならないでしょう。
軟らかい素材なので、歌い文句のように正しい姿勢を作ってくれるようにも思えません。

我慢できず、走って1時間も経たないうちに外しました。
元のシートの方が、ずっと快適に感じました。
15,000円ほどしたのに、全く使いものになりませんでした。
「一度使用した商品は返品がきかない!」とのことで、知り合いにあげました。

今回も、懲りずに失敗しました^^;
こういった商品は実際に使ってみなければ、合うか合わないか判断ができません。
あっしは合いませんでしたが、良いと評価している人もいます。
発売間もないのに「良い」という評価が多いのは不自然な気もしますがね。
迷っている人には貸し出すなどして、実際に試せるようにして欲しいものです。

これまで、車の腰痛対策グッズで良かった商品は一つもありませんでした。
小手先で腰痛対策を行うのは無理があるのかもしれません。
ドライビングの基本となる重要な部分なので、高くても良いシートに換えるべきかもしれません・・・

49日の法要

2016-07-06 23:59:00 | 家族・親友


先週末に、親父の49日の法要と納骨を済ませました。

一つの区切りを終え、少し気持ちに余裕ができたでしょうか・・・
「今日はお父さんの誕生日だよ。」と家人に教えられ、記事を書く気になりました。


沢山のお供えをいただき、仮祭壇の前は賑やかでした。
49日の法要の前日に、それらを分けて袋に入れます。
納骨などを儀式が終わってから、順番にそれぞれの家へお届けしました。




初七日から七七日までの毎週金曜日にご住職のお参りがあり、お経の後にご住職と参加者で雑談をします。
生前の親父のことが話題で、あれこれと話していると幼い頃の思い出がよみがえってきました。
自転車に乗せられた時の親父の煙草と仁丹の混ざった臭い、風呂好きの親父と手を繋いで銭湯巡りをしたことなど、これまで記憶の隅に追いやられていたことが懐かしく思い出されます。

「融通の利かない頑固もの」としか思いつかない親父のイメージでしたが、毎週話をしていくうちに徐々に変わっていくのが分かります。
優しかったところや部屋の隅でうなだれて落ち込んでいた姿などが鮮明に浮かんでくるのです。
感謝の気持ちを伝えることや、子供たちを心配する想いを表に出すことができない世代なんだと思うようになりました。
法要は亡くなった人のために行うものだと理解していましたが、残された家族が故人を偲び記憶を整理する期間なのだと考えを改めました。

両親がいなくなって、兄弟同士の付き合いが減るのは寂しいことです。
長男であるあっしが中心となり、法事だけでなく日頃から交流する機会を作るつもりでいます。
困ったとき、一番頼りになるのは家族であり兄弟なのですから・・・。