朝からバイクのブレーキの修理に行ってきた。
3週間前の飛行機撮影ツーでブレーキが故障したBMWのバイクだ。
部品が入ったら、連絡が入ることになっていたのに音沙汰なし。
ドイツ本国から送られてくるそうなので時間がかかるという話だった。
電話で問い合わせすると、部品が入荷したという。
土・日曜日にディーラーに行くと、修理待ちになっていることが多い。
順番を待つのが嫌なので、朝一番に店に着くように家を出る。
10時開店だが9時に行くと、一人の整備士はもう作業を始めている。
作業に入る前に、後ろブレーキの効きがおかしいことを伝える。
すると、後ろのブレーキホースも傷んで、ブレーキオイルがすこし漏れてきているそうだ。
また、3週間の部品待ち?
またもや修理代が・・・
最新一眼レフカメラが買える額・・・トホボ^;
命を預ける足回りなので、出費は仕方がない。
1ヶ月間ほど乗れないのが辛い。
部品の交換が始まりまる。
4本のホースを換えるだけなので、すぐに終わるだろう。
早く終わったら、「すずらんツー」の見送りにでも行こう。
そう思って家を出たのだが・・・
シートを外した。
左右のカウルを外してる。
今度は、ガソリンタンクも・・・
ああ、丸裸だ~
以前、愛犬を洗っている時のことを思い出した。
立派な体格に見えるけど、体が水に濡れると貧相な身体が表れて。
バイクにも、「お前、こんなに痩せてんの?」と思わず声を掛けてしまいそうになる。
こんなので、○○○kmも出してると思うと、チョッと怖い気がする。
結局、作業時間は1時間半以上もかかった。
隣にピットには、派手なカラーリングの古いバイクが入っている。
20年ほど前のK1000だが、存在感がある。
帰る頃にR1200RTでやってきたオーナーは、K1200に買い換えた。
たった4年で、BMWを5台も乗り換えたという。
酒もタバコも○も止め、バイクだけが趣味だそうだ。
「もう、病気ですわ」と笑っている。
それだけの財力があるのを羨ましく思った。
だけど、1台のバイクを愛せないことが可哀想にも思えた。
修理費を嘆きながらも乗り続けているあっしは、貴重な存在なのかもしれません。
自宅に戻って洗車しながら、心の中で話しかける。
「我が愛車よ、もう少し可愛がってあげるからね!」