ヒロ爺のあれやこれや!

憩いと安らぎを・・・

百万円と苦虫女

2008-07-30 23:06:44 | 音楽、映画、芸術
 「百万円と苦虫女」というのは、映画のタイトルです。

気分がどうもスッキリしないので、寄り道しました。
居間のエアコンも故障中だし、涼しくなってから帰ろうかと!

  

主演の蒼井優さんは、広告のポスターを見て可愛いし、気になる女優さんでした。
出演している映画は、これまで観たことがありません。

タイトルがユニークなのでこれに決めました。
邦画だし、ゆったり観れる映画だろうと・・・

なんばパークスへ行くと、座席指定のカウンターは長蛇の列です。
そうだ、今日は水曜日のレディースデイなんだ!
劇場内も満員でした。
あっしもギリギリに入ったので、前から2列目の席でした。
今度から、水曜日以外の日に来ないと・・・


上映2時間と長い映画だったけど、退屈もせずに見終わりました。
以前なら「金を出してまで観るもんじゃない。タダ券なら行ってもいいかな?」だった。
最近の日本映画には、魅力を感じます。

観る方の、あっしが変わったからかもしれません。
SFだの、CGだの・・・は、食傷ぎみ。
人の心の動きを描いた作品にこそ、感動するのでしょうね。


今日の映画は、日常生活の延長線上にあるような青春映画です。
蒼井優さんが演じる「鈴子」から発する言葉が耳に残ります。

  『別れが怖くて、人と逢えない』って思っていたけど違ってた。
  『別れがあるから、新しい出会いが生まれるのだ』と。

  『自分は強い人間だと信じていたけど、本当は弱い人間だったよ』と。

人は強いように見えていても、実のところ弱くてもろいものなんですよ。
あっしも、自分自身の心をコントロールすることの難しさをよく知っています。
 

蒼井優さんの演技は自然で好感がもてました。
他の出演者も個性を出さず、坦々としたストーリー展開が主演の演技を引き立てているように感じました。


苦虫女が本当の笑顔を見せるシーンがあります。
彼のアパートで笑った鈴子を見ていたら、こちらまで幸せな気分になりました。

笑顔こそ、幸せの呼び水なのでしょう・・・