憩う、楽しむ 広島・湯来通信 

広島市中心部から1時間。新たな交流・体験エリアである湯来地区の最新情報。天然温泉と豊かな自然が皆様をお待ちしています。

湯来の民話「石ヶ原の百飛び」

2009年12月08日 07時15分54秒 | 雑談
12/8(火)-1℃

 移動性高気圧の影響で今日も一日晴れの天気だそうです。が、空気が乾燥していますので「火災」には十分お気をつけください。


 おはようございます。
 今朝の目覚めはいかがですか?

 昨日に引き続き、寒い朝を迎えました。湯来よりもさらに山間に行かれる用事のある方は、凍結には十分ご注意ください。


 今日は久しぶりに湯来に伝わる民話をひとつ。

 上水内菅沢石ヶ原の沖の川に「百飛び」と言うところがあります。そこには、川の石が飛び飛びに並んでいます。向こう岸に行くには川の中に入らず、石の上を次々と飛んで渡っていました。
 ある日、中倉の仲の良い大吉さんと安吉さんが廿日市に行って塩を買って石ヶ原まで帰ってきました。川の石を一つ二つと飛んで渡っていました。中ほどに来た時、足を滑らせて大吉さんが水の中に転びました。すぐ後ろにいた安吉さんもその拍子に水の中に転びました。
 二人は川の中で足が滑るし、荷物が水に浸かって重くてすぐに起き上がれません。そこで二人は両手を取り合って
「大吉さん、先に立ちんさい」
「安吉さん、先に立ちんさい」
「大吉さんが先に転んだのだから、先に立ちんさい」
「わしが転んだので安吉さんはその拍子に転んだのだから、先に立ちんさい」
と言って、譲りません。そのうち二人の背中にあった塩はみんな水に溶けてしまったということです。
 つまらぬところに意地を張って遠慮をするという事をこの地域では「中倉を言う」と言い、今でもチョッと年配の方は日常の会話でも使っているそうです。


 この民話、譲り合いの気持ちが限度を過ぎると意固地になって、結果、思い通りにならなくなるという戒めの格言であるようです。

 「過ぎたるは及ばざるが如し」と同様に、適度な謙虚さを持ち続けていたいものです。(気をつけます。


 今日は太平洋戦争開戦の日

 1941年(昭和16年)のこの日、日本海軍はアメリカの太平洋艦船の根拠地ハワイの真珠湾を急襲、太平洋戦争の火ぶたが切っておとされました。私の家は、この戦争の前の第一次世界大戦で実の息子が戦死し、養子養女を取る羽目になった家に生まれていますので、アフガンにしても何戦争にしても「戦争」という文字に暗く嫌なイメージしか無いんです。
 戦争の無い「平和な社会」を今日一日実感したいところです。
(でも、仕事は日々「戦争」のような忙しさが今月も続いてて、今しばらく休戦・停戦・終戦とはいかないようです。


 成道会

 成道会(じょうどうえ)は釈迦が悟りを開いたとされる日とされてます。


 ジョンレノン忌(Lennon's day)

 1980(昭和55)年、ビートルズの中心メンバーだったジョン・レノンがニューヨークの自宅アパート前で熱狂的なファン、マーク・チャプマンにピストルで撃たれて死亡しました。出勤時に聞くラジオで「イマジン」を聞いてると平和を鼓舞する戦争のシーンがオーバーラップしてしまった私です。


 平和な社会に「感謝」

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