憩う、楽しむ 広島・湯来通信 

広島市中心部から1時間。新たな交流・体験エリアである湯来地区の最新情報。天然温泉と豊かな自然が皆様をお待ちしています。

湯来に伝わる民話「ええ女房岩」

2010年10月21日 07時06分30秒 | 民話
10/21(木)14℃

 おはようございます。

 自分の一日のテンションは天候によってしていることを再認識させられる天気になってます。
 やっぱり気持ちが乗らないと楽しい話題が出てくるはずもなく、たった今「メール」があって、チャレンジしていた燻製作りの肉をカラスに食べられたとのこと。一切れしか残ってなかったらしく、再チャレンジするしかないみたい。
それにしても、腹立ちは収まらず、この手間隙に報いてもらう”しっぺ返し”を検討中。カラスって賢い鳥ということなのでどちらが賢いかの比べっこになるかもしれませんけど、目にモノみせてやりたい気分です。ホント、昨夜の火入れまでは大丈夫だったんですけど・・・・、後悔ばかり。
 桜の木で燻した本格的な美味しい手作りジャーキーが食べたかったなぁ、ショック



 今朝の湯来に伝わる民話は「ええ女房岩」です。

 むかし、茂助さんという働き者のお百姓さんが住んでいました。一人暮らしの茂助さんは不自由なことが多いので、嫁探しを始めました。
 「どこからか、ええ女房が来てくれんかのぉ」
 近所の人にお願いしたり、賽銭をあげて氏神様にお願いしましたがいつまで経っても嫁さんに来てくれる人がいませんでした。
 秋の取り入れが終わり、久しぶりに入会山に薪を取りに行きました。ふと谷向こうに目をやると、今まで気付きませんでしたが、紅葉した木の間から白い大きな岩が見えます。近寄ってみれば見るほど美しい岩です。
 茂助さんはいつもお願いしているように、
 「どうか、ええ女房が来てくれるようお願いします。」
 と小石を岩の上に投げました。丸みのある岩でしたが落ちてきません。茂助さんはそれから一仕事をして薪を背負って家に帰りました。
 「茂助さん、どこに行っとったんかいのぉ」
 と、隣の婆さんが声を弾ませて、
 「茂助さんの女房になってもええ言うて、この娘さんが来ていなさるんじゃ」
 見ると美しい娘さんで、茂助さんはビックリするとともに、岩の上に小石を上げてお願いしたことがさっそく叶えられたと大喜びしました。
 茂助さんのこの話はすぐに水内中に広まり、独身の男たちが
 「ええ女房が見つかりますように」
 と、お願いにお参りするようになりました。小石を投じて岩に掛かれば、ええ女房と縁が結ばれるということで喜んでいました。
 茂助さんは、この美しい娘さんを女房にしていつまでも幸せに暮らしたということです。


 さて、お宅の奥様と心の中で比較されてみてどでしたか?。
 昔は綺麗だった。「昔は?」・・・・、じゃあ、今は?
 「ええ女房」って?家事ができる?身の回りの世話や気配りができる?

 私の考える「ええ女房は」気持ちが安らげるのが一番。二番目はいつまでも元気で綺麗でいて欲しいことかな?
 
 匿名で結も構ですから、「ええ女房」について感想をお寄せください。
 くれぐれも、「心の中」のことですよ、口に出しでもしたら大変なことになってしまうかも・・・・・責任は持てませんのでそこんところ”ヨロシク”お願いします。


 次回の湯来に伝わる民話は、「力持ちの喜代七さん」ですお楽しみに。


 私の祖父にも似たような名前の喜市というお爺ちゃんがいました。喜代七さんほど力自慢ではありませんけど、餅をつくときに使用する臼(何キロあるんだろう?80kg?100kg?)を背負って運んだり、薪を背中高く背負って山から帰ってきたりしてたのを小さい頃に見てた記憶が蘇ってきました。
 働き者の血筋を引いてるはずなんですが、ゆっくりのんびりしたいと”怠け癖”が先行してしまう私ってだらしないですね。(反省)


 今日は「あかりの日

 日本電気協会・日本電球工業会等が1981(昭和56)年に制定しています。事の謂れは1879(明治12)年に、かの有名なエジソンが日本・京都産の竹を使って白熱電球を完成させたことから。明るく日の灯った家に帰れるって、独身じゃチョッと無理かな?明かりのありがたみを再認識したい日です。
 
 では、天気はよくありませんけど気持ちを切り替えて今日も頑張ってみましょう。
コメント
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