憩う、楽しむ 広島・湯来通信 

広島市中心部から1時間。新たな交流・体験エリアである湯来地区の最新情報。天然温泉と豊かな自然が皆様をお待ちしています。

久しぶりの・・・・

2009年08月20日 07時41分09秒 | 雑談
8/20(木)20℃


 今朝は、眠いッス。
 今は霧雨が降ってて場所・方向によっては虹が見えました。
 目覚める湯来のベッドでは、パンツ1枚でスヤスヤ快眠できるんですが、日中の職場の暑いこと。許可されるのであれば、パンツ1枚で仕事ができればどんなに仕事がはかどるだろうなんて考えてます。
 日中は、まず無理なので午後8時を過ぎた辺りから機会があればチャレンジ・・・・・・・・できるわけないか

 つまらない書き込みをしていたら、「打ち首」の刑に処されそうです。


 久しぶりに「湯来の民話」を書いてみました。


 今を遡ること200年前。今の、湯来町大字和田と麦谷地区に伝わる民話と言うより歴史的な言い伝えです。
 恵下谷(えげだに)や不明山(あけずやま)にかけて、現在でも広い国有林がありますが、江戸時代には広島浅野はんの山でした。優れた木材が育つので御建山(おたてやま)と言って、厳しい掟をつくり山番という役人を置いて、いつも、山を巡視させて取り締まっていました。

 村人は、倒れた木や、枯れた木を取り除くにも草を刈り取るにも、山番の許可を得なければなりませんでした。掟を破るとその人も、山番の人も重い罰を受けました。

 恵下谷の丸山の道に、1本の杉の木が倒れかかり、そこを通る人たちが大変不便をしていました。その倒れた木は、直径10cmぐらいで用材としては何にもならないものでしたが、御建山の木は1本でも切ったら打ち首になると言われていたので、誰も恐れて片付ける事はもちろん、手に触れることさえしませんでした。
 「御建山の木じゃけぇ、困ったもんよのぉ」
 「邪魔になるのぉ、切ってしまえばいいのに」
 口ではみんな不平を言っても、不便を我慢して通っていました。

 ところが、恵下の竹彦さんという人が、「これだけ多くの人がいつまでも不便をしている。みんなのためだ。切ってやろう。万一の場合の罰は覚悟の上だ。」と言って、その木を切ってしまいました。
 村人たちは竹彦さんの「おかげ」で便利になりました。取調べがあっても、誰もが口を閉じて竹彦さんの名前を言いません。しかし、ここにある人がこっそり役人に告げ口をしました。

 「切った人は竹彦さんです。」

 聞いた役人は知った以上罰せぬわけにはいかないので、告げ口をした人を呼んで「木を切ればまた芽が出るが人の首を切ったらそれきりだ」と暗に告げ口を取り消せよと言わんばかりに、再三言い含めては見たんだそうですが「いや、竹彦さんが切った」と取り消さず、言い張ったそうです。

 役人は、仕方なく竹彦さんを取り調べました。

 「私が木を切って、取り除きました。」素直に罪を認めたので首を切られることになりました。
 その時、竹彦さんが「告げ口をした家は、代々良い事はまわってこないだろう」と口走って死んでいきました。

 それ以来、恵下谷の杉の木は、竹彦さんの血によって、血痕に似た傷がついていると言われるようになりました。

 言い伝えの名前は違っていますが、この言い伝えが「空想の民話」でない証に、次のような記録が残っています。

 宝暦6年 子 12月18日
 御建恵下山鴨居原 両岡贋状法がい切荒し仕候節
 お山番久左衛門うち首におこなわれ候
       村方庄屋   庄右衛門
       御山目附下村 六左衛門
       御山目附己斐村 九兵衛

 久左衛門さんが仕置きされた場所は、湯の山口の下手山側の番邸といわれる場所だと伝えられています。が、久左衛門が竹彦さんなのか、山番の責任者として処刑されたのかは明らかではありません。


 湯の山温泉側から四本杉に至る昔の道沿いにもう読み取ることのできない道標があり、登山するたびに気になっている私です。9/12の広島市湯来ニューツーリズム実行委員会事業で「吉山-東郷山-四本杉-湯の山登山」を計画していますので、今度一緒に現物を見てみませんか。


 今日は、湯来出張所に立ち寄っています。何か新しい情報はないかと探し回ってみたいと思いますのでお楽しみに。


 来週の月曜日、24日の午後7時から広島市湯来ニューツーリズム推進実行委員会の8月定例会を湯来西公民館で開催します。
 時間の都合をつけてご参加をお待ちしております。
 また、新規の参加者も随時募集していますので、この会に関心を持たれている方は、特別な資格も加入金も必要ありませんのでお気軽に参加していただけることを期待しています。

コメント (1)
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