コアの強化。

春日井市にある物流センターに表彰の為朝礼に出席。静岡から愛知、岐阜、三重、石川、滋賀をカヴァーする。先期返品の効率化を提案、実践してくれた。返品問題は頭の痛い問題で、売り上げた金額の１０％以上も戻ってくる場合がある。インフルエンザワクチンは数年前足らなくなって、老人施設などで死亡者が出て社会問題になった。次年度、医療機関も不足しないように多めに仕入れる。流行しない。ワクチンには使用期限がある。さて、どうするか？来年は使えない。返品になってしまう。返品されたワクチンは廃棄処分だ。ロスであり、結果無駄になっている。テマヒマも売る時の３倍以上かかっていてコストも掛かってしまう。その返品手順をパソコンを駆使してメーカー別に棚管理して効率的に行う優れた作業手順を組み入れてくれた。
物流センターは、あと名古屋の上小田井、静岡にあり、７月１日には熊谷に開設する。青森から神奈川までをカヴァーする。私どもが評価されたのは、今まで自前でやっていた物流を外に出したことだと思う。ホンダロジコムといって、トヨタ自動車の製造部品の物流を専門のやっていた会社。ホンダといってもあのライバル自動車メーカー関係ではない。社長が本多さんだからだ。とにかく、あの乾いた雑巾をまだまだ絞ってでも無駄を削減するというトヨタの物流をしていた会社だ。
そこに倉庫内作業すべてを丸投げした。すると、物流コストが明確になる。出庫行数で支払う金額が上下するので、発注単位が上がり生産性が高まる。とにかく営業というコアの部門強化にも繋がったわけだ。
当時、東海地区ナンバーワンシェアという要因もあったが、このアウトソーシング成功が、他社からお願いしますという今回の企業統合に繋がった。
この写真は春日井センターの掲示板に表示されている表。毎月、パート、アルバイト全員のミスゼロ、生産性向上の順位が表示され、三ヶ月に一回表彰もさせていただいている。全員ホンダロジコムのパート・アルバイトの方だ。上位者は１７ヶ月とか連続・出庫ミスゼロを継続していただいている。医薬品にミスは赦されない。この表のの効果は、最下位に近い方、ミスの多い方は会社にいられなくなり自然に退職していって、仕事の質が高まっていくことだ。とにかく厳しいことかもしれないけれど、緊張感を高め、仕事のクオリティを高めるのには、とてもいい広報になっている。