奥尻島湯ノ浜温泉・ホテル緑館08:30

賽の河原09:30~10:10→宮津弁天島10:20~10:35→
うにまる公園10:45~11:10→奥尻港11:15着(昼食・弁当)12:05発

瀬棚港13:40着13:48発


車窓より
奥尻島の魅力は澄んだ海と深い森。
海の色は「オクシリブルー」といわれ、透明度25mにもなり、
日本でも指折りの青く澄んだ海だそうです。
島にいる動物は野ウサギ、タヌキ、エゾリス、シマリス等で、
北海道で有名なクマやキツネはいないそうです。

車窓より
奥尻の森はブナが大半を占め、離島に生えるブナとしては北限にあたるそうです。
バスの中からはピンクのタニウツギが、あちこちで咲いているのが見え、
バスから降りて写真を撮りたかったほど綺麗でした。
球島山展望台(09:00~09:20)

約90段の階段りを上ると・・・

球島山頂(369.3m)
奥尻島で3番目に高い山です。
周りには視界を遮るものが無いので、360度のパノラマが楽しめます。

なべつる岩が下に見えます。

写真中央よりやや右の、尖った三角の山が奥尻島の最高峰・神威山(標高584m)
山頂には自衛隊の奥尻島分屯基地があり、
警戒管制レーダーにより24時間態勢で空の警戒監視にあたっています。

ツツジ
展望台に上る階段の脇や頂上付近に咲いていました。
人の手によって植えられたものだそうです。

トチノキ?

エゾヤマザクラ
山の中腹では花は終わり、山頂付近だけに咲いていました。
この時期に桜を見られるなんてほんとにラッキーでした。
賽の河原(09:30~10:10)
賽の河原は、奥尻島の最北端、稲穂岬にあります。
1993年7月12日に発生した北海道南西沖地震後に、賽の河原公園として整備され、
公園内にはキャンプ場、野球場、展望台、等があります。
賽の河原とは民間信仰で、死んだ子供の霊が集まると考えられたところ。
ここで子供は父母の供養のために小石を積み上げて塔を作ろうとするが、
絶えず鬼にくずされる。
そこへ地蔵菩薩が現れて子供を救うと言われている。
海岸には、石積みが延々と続いており、どれが積石で、
どれが元々ある海岸の石かわかないくらい沢山の石が積まれていました。
旅行者の中には、石を持ち帰り、良くないことが起こったからと、
送り返してくる人が毎年いるそうです。
なんで持ち帰るのか意味が分かりませんが、霊場の石を持ち帰るのは
良いことではないので、やめておいた方が良さそうです。

石碑

卒塔婆

地蔵

慰霊碑
北海道南西沖地震では、この稲穂地区に3分で津波が来たそうです。
これはその時に亡くなった方の慰霊碑で、17名の名前が記されていました。

ハマナス・白花

夏しか営業しない「さくらばな」というお店。
お店の半分が食堂で半分がお土産屋さん。
店頭でもほやをさばいて食べさせてくれます。
(大きさによって1つ 500~1000円)
何人かの男の方が食べていました。
宮津弁天宮(10:20~10:35)
1831年に島民が大漁祈願のためにお社を立てたのがはじまりですが、
その昔は番所が置かれ、対岸との連絡の拠点とし、
科人の逃亡監視の場所でもあったそうです。
ここに祀られている弁天様は弁財天とも呼ばれる福の神。
お社は海に突き出た岬の急斜面を登った頂上にあり、
対岸には北海道本島を見ることができます。

お社までの階段は164段。
急な階段を谷底まで下り、また上っていかなくてはお参りできません。

弁財天なのに家族一同の健康をお願いしてきました。
小さなお社ですが、すぐ後ろが崖なので、建物との距離が近すぎて、
全体像は写せません。

駐車場から


階段わきに咲いていた
エゾスカシユリとエゾノシシウド

ハクサンハタザオ・アブラナ科
うにまる公園(10:45~11:10)
奥尻を代表する海の幸「キタムラサキウニ」をかたどっている
モニュメントがある公園です。
120本のトゲが夜にはライトアップされるそうです。
1989年のふるさと創生一億円事業で造られた公園。
ガイドさんから1億円と聞いて、「このモニュメントが1億円?」と、
皆さんビックリされていましたが、
モニュメントだけでなく公園の造成も含めての価格だそうです。
施設内にはアスレチック広場や展望施設、
元プロ野球投手佐藤義則氏の佐藤義則野球展示室などがありますが、
佐藤義則野球展示室は現在閉鎖されていました。

モニュメントを見た後は、何もすることがなく、
ただ海をボォ~と眺めていました。

夜のライトアップ
奥尻町のHPの写真をお借りしました。

これで奥尻観光は終わり。
「カランセ奥尻」に乗船して、瀬棚に戻りますが、
待ち時間が50分もあったので、フェリーターミナルでお弁当を食べたり
お土産を物色して過ごしました。

奥尻港フェリーターミナル
画像は奥尻観光協会さんのHPから拝借し加工しました。

お弁当
フェリーで1時間半、バスで瀬棚からニセコまで2時間20分。
宿泊先のヒルトンニセコビレッジには16:10に到着しました。


ヒルトンニセコビレッジ


夕食(ブッフェ)
夕食後は温泉に入りましたが、ヒルトンニセコビレッジの前身が
ニセコ東山プリンスホテルとのことで、大浴場の造りなどは、昔何度か利用した、
地方のプリンスホテルを彷彿とさせ、懐かしく感じました。
大浴場で聞こえてくるのは、中国語ばかり。
ロビーでも修学旅行生らしき若者でいっぱいだったので、
とても繁盛しているように思いました。
現在、ニコセの土地の上昇はすさまじく、その原因はオーストラリア人に加え、
香港などアジア系富裕層が買っているからだそうです。
今のうちに買っておいた方が良いですよ、とバスガイドさんが冗談交じりに
話されていましたが、シニア層にはそんな余力はありませんし、
いまさらお金を儲けてどうするのでしょう。
よいお天気で良かったですね。
私もいつか友人と奥尻島へと話していましたが地震後は半分あきらめかけていました。
でも断然行く気が起こりました。
球島山展望台、賽の河原、宮津弁天島、うにまる公園と見どころが結構あって、そしてきれいな海と空に癒されます。
地震の時は大変でしたが、見事観光業も復興して素敵です。
お食事も海の幸満載、さぞ美味しかったことでしょう。
早朝散歩は得るものが多くてぜひ実行したいものです。
2日目の行程も見所が沢山で北海道の素晴らしさに感動をなさったことでしょう。
私は2007年9月に3泊4日でしたがhiroさんと同じようなコースを回り忘れかけていましたが
hiroさんの旅行記を見せていただき思い出しました。
古いブログで同じ奥尻島でのホテル緑館に泊っていたこともわかりました
車窓からの風景も素晴らしいですね。
白花ハマナスも綺麗です
エゾヤマザクラが咲いていたんですね。
朝のお散歩も楽しまれ心地よかったでしょう
素敵なお写真を沢山見せていただき又北海道に行きたくなりました
ありがとうございました。
3日目は曇りでしたが、それ以外は良いお天気で良かったです。
北海道はツアーだけでも5回目で、大体のところは回っいるのですが、
奥尻島と積丹半島が残っていました。
奥尻の良さは手つかずの自然と青い海でしょうね。
ツアーでなければ、森の中を一日、歩いてみたかったです。
地震から25年もたち、町は綺麗になりましたが、
過疎化、高齢化が進み、立派な漁港はあるけど肝心の漁師がいない等、
問題はいろいろあるようです。
お食事はどこも美味しかったです。
お友達とぜひ行ってみてくださいね。
2007年9月26日~29日に行かれた「絶景の奥尻島と積丹半島巡り」
のブログを見せていただきました。
私より1日、長かったので、、函館と江差・松前にも行かれた様ですね。
神威岬も先端まで歩かれて良かったですね。
私はあと少しというところで、時間が無くなり戻りました。
朝のお散歩は今まであまりしたことがあかったのですが、
えつままさんがよくなさっているので、
私も昨年から時間がある限りしようと決めました。
(昨年は鳥取に行った時、市内を早朝散歩しました)
せっかく行ったのだから、少しでも多く見てきたいですものね。
こちらこそありがとうございました。
奥尻島の澄んだ海!そして深い森!
「オクシリブルー」透明度25mの海、すばらしいですね! 南の海とはまたちがう色です!
賽の河原の寂しいこと〜
ホテルはやはり観光客が多かったのですね。
奥尻は美しい海に囲まれた小さな緑の島で
娯楽施設などは何もありませんが、その中に
身を置くだけで癒されます。
賽の河原は先日に行った大菩薩峠でも見ましたが、
こちらの方が寂しい感じがしました。
罪のない子供が早く死んだからという理由だけで
石を積み上げて父母の供養をするのは
ちょっと可哀そうな民間信仰だと思いました。
奥尻島のホテルは2台のバスツアーのお客様だけだった
様ですが、ヒルトンニセコビレッジは客層の幅が広く、多かったです。
やはり素晴らしい天気ですね。
ブルーが美しく再現できていますね。
島にはキタキツネが住んでいないのですか。
海を渡ることができないということでしょうかね。
なべつる岩の独特の形状が興味深いですね。
いったいいつごろ出来たものなのでしょう。
かなりの歳月をかけて波に洗われた結果でしょうね。
以前はなべつるは鳥のナベツルと思ってましたよ。
弁天様は怖いとところに建っていますが
Saas-Feeの風がこうちに行ったときに桂浜で見たお社も
このような場所に鎮座してました。
確かに傍では全体を写真に収めきれず、
hiroさんと同じように遠方から撮りましたよ。
やはりビュッフェスタイルのディナーですね。
最近はどこへ行っても、この様式ですよ。
隣国の人たちの多いこと、これもどこへ行っても・・・と思います。
バスガイドさんの話ですと、タヌキはいるがキタキツネはいないと
言うことです。クマもいないということですから、
海を渡れなかった野でしょうね。
北海道は植物も固定種が多いですね。
なべつる岩ができた時期はガイドさんの説明を聞き洩らしたのか
説明がなかったのかは分かりませんが、ネットで調べてみても
年代については書かれていませんでした。
ナベヅルというツルがいることは知りませんでした。
弁天宮は海に突き出た小さな岬の急斜面の上にありましたが、
「番所」や監視の場所としては最適な場所かもしれませんね。
その後は大漁祈願のためお社を建てたのでしょうね。
ビュッフェスタイルでしたが、サービスは良かったですよ。
食べ過ぎには注意しないといけませんね。
隣国の方たち、最近は少しはマナーがよくなったように感じます。
奥尻島に何があるのだろう?という思いで
拝見しました。
美しい海に囲まれた緑の島、
それ以上に何もないということが贅沢なのかもしれませんね。
近隣諸国の人々の土地の買い占めには
危機感を覚えますが…
奥尻島の魅力は何と言っても大自然ですが、お天気に恵まれ
それを満喫でき、良かったです。
近隣諸国の人々の土地の買い占めにについてはそのニュースが
初めて流れた時から憤りを覚えていました。
発端は北海道の水資源だったと思いますが、国はなぜ規制できない
のでしょうね。私も危機感を覚えました。