hiroの花便り

我が家に咲く花や日々の暮らしを綴っていきたいと思います

筑波山麓ウォークと水戸偕楽園梅まつり

2018-03-15 | ハイキング・ウォーキング

2018年3月9日(金)
未明からの横殴りの大雨で、睡眠時間が3時間しかとれなかったのに、
「春の筑波山麓ウォークと水戸偕楽園梅まつり」のツアーがある。
キャンセルしようかどうか迷ったが、
明け方には雨脚がだいぶ弱まってきたので参加を決めた。

当地は1時間に72.5ミリを記録するほどの大雨で、
流れてきた土砂が道路に積もり、それを取り除くための工事のため、
バス道路とは異なるが、駅までの裏道が、通行止めになっていた。

このツアーは3(サン)9(キュー)の日特別企画で、
各地からバス11台が出ているそうだ。
それぞれのバスごとにルートを変え、時間をずらして移動しているので
重なることはなく、行く先々でごった返すことはないとのこと。
当地からのバスの運行状況は、最後から2番目と添乗員さんが話されていた。

筑波山麓ウォークは
筑波山口…燧池…筑波山神社…臼井までを2時間で歩かなければならない。
バスは筑波神社まで行くので、お天気と体調を考えて、
最初の筑波山口からは歩かず、
筑波神社からでも良い(ゴールまでは下りのみの道となる)
とのことだったが、バスに残ったのは約半数の人たちだった。

筑波山口10:25出発



10:30
サイクリングロードを歩く。



10:33
お天気が良ければこの辺から筑波山が見えたでしょうに・・・



10:43
燧池(ひうちがいけ)
江戸時代の古地図にもあるため池。



10:43
燧池の土手の大榎
太い幹が折れていた。
樹齢300年以上と言われ、パワースポットとして有名。
秋にはヒガンバナが群生するという。



10:47
筑波はみかん栽培の北限で、在来種の福来みかんは実が小さくて
酸味があり、香りが良いのが特徴とのこと。
皮は七味唐辛子の原料としても使われているそうだ。

10:52頃
つくば道に入る。
つくば道手前までは旅行社関係の方が、道路の角々3か所に立っていたので
道を間違えることなくスムースに進めた。



10:57
つくば道はずっと坂道(上り)。
「関東ふれあいの道」にもなっている。



11:02
六丁目の鳥居
一の鳥居とも呼ばれる石鳥居。
これより先はさらに急な坂道になる。



11:11
この先の分かれ道では、右折して旧筑波山郵便局がある県道に
出るはずだったが、前の人につられて左折してしまった。
最終的には同じ場所に出るのだが、回り道をした。



11:19
やっと平坦な道に出たが、マスクをしてずっと急いで歩いてきたので
立ち止まったとたん、ふらふらとしてきた。
冷汗が体中から出て、脳貧血になるのではないかと心配になり、
近くの店先の椅子に座って数分休憩。
何事もなかったので良かったが、一人参加の旅行の怖さを感じる。



11:29
筑波神社二の鳥居
正面に見えるのは御神橋。

2012年11月29日に坂東33観音札所25番・筑波山大御堂を訪れた時
筑波神社にも立ち寄っている。
その時のブログがこちら←クリック
お天気も良く、今回よりは写真がはっきりと撮れている。



御神橋
切妻屋根を載せた太鼓橋
1633(寛永10)年に徳川家光が造営し、1702(元禄15)年に徳川綱吉が改修した。
通行禁止だが、春と秋に催される「御座替祭」には橋を渡ることが出来る。



随神門へと至る階段



筑波神社随神門
1633(寛永10)年に徳川家光が寄進した。
1754(宝暦4)年に焼失、再建されたものの1767(明和4)年に再び焼失。
現在の門は1811(文化8)年の再建。



随神門に安置されている
倭建命(やまとたけるのみこと)と豊木入日子命(とよきいりひこのみこと)の神像



筑波神社拝殿 
本殿は筑波山頂上にある。
1875(明治8)年に造営後、1928(昭和3)年に銅板葺入母屋造へ改修。



向拝に吊り下げられた重さ138kgの大鈴が目を引く。





御朱印

筑波山神社では20分近く参拝・見学ができた。



11:54
道を1本間違えたため、往路では見ることができなかった
旧筑波山郵便局(昭和14年の建築)
使われなくなった旧舎を平成20年に筑波大生と地元有志が修復。
個人所有。

帰りは県道139号線のつくば道をひたすら下り、
集合地の臼井には集合時間の12:25より数分早くゴールできた。

歩くのも一人ではなく、
御朱印の完成を待っている時、小田原から参加された方から
声を掛けられ、一緒に歩いた。
趣味が東洋ランや和ランを育てることとバードウォッチング。
筑波実験植物園でのラン展、各地のビジターセンターでの催し等々、
興味深いお話も伺うことができた。

タクシーを使ってゴールした人も2組(人数不明・多分2人)いたそうだが、
それもありかと思った。



お昼御飯の「たこ飯弁当」は車中で。

次の水戸偕楽園には1:45に到着。見学時間は1時間。

偕楽園は、江戸時代の天保13年(1842年)7月、水戸藩第9代藩主徳川斉昭公が、
「民と階に楽しむ」という趣旨に基づき、自ら構想を練り創設したそうだ。
岡山市の後楽園、金沢市の兼六園と並び、日本三名園の一つに数えられており、
一度は訪ねてみたいと思いながら、なかなか実現しなかった。
1時間という短い時間ではあったが、美しい梅をを眺めながら見学できて良かった。



東門から入り、最初に向かったのはブラタモリで紹介されていた
孟宗竹林、大杉森、クマザサ等が茂る幽遠閑寂な「陰の世界」



右側下段の写真が表門。
偕楽園の正門に相当する門で、黒門ともいわれている。
全コースを歩いて集合時間に間に合わなくなると大変なので、
入り口付近しか歩いていないが、雰囲気は十分楽しめた。



園内の松も見事だった。
梅まつりの期間中には、水戸黄門漫遊一座との写真撮影サービスがあるそうだ。



好文亭
晋の武帝の故事「文を好めば則ち梅開き、学を廃すれば則ち梅開かず」により、
梅の異名を「好文木」といったことから命名されたといわれている。



梅は約100品種、3.000本もあるそうだ。
名札がついているので、ゆっくりと観梅したいところだが、
ツアーなので時間が気になる。



入園するときは人波でごった返していたので、写真は後半や駐車場に
戻るときに撮ったものが多い。



見晴らしも良い。
右は千波湖。



偕楽園だけでなく周辺にもたくさんの梅が植えられていた。
(写真は東門に向かう途中の橋の上から撮ったもの)
写真上段左は徳川斉昭公・七郎麻呂(慶喜公)像。
長い2本の門は偕楽園東門。噴水は千波湖。



徳川光圀公(水戸黄門)の像

水戸は偕楽園だけでなく、見どころが多そう。
娘がつくば市に住んでいる時、もっと出かけていればと悔やまれるが後の祭り。
東京駅からは高速バスも出ているし、特急に乗れば1時間半もかからない。
その気になればいつでも行けそうだ。
コメント (12)
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