お寺さんぽ Ver.03

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「インド洋大津波」の世界援助額 (ちょっとイイ話3)

2006年10月23日 | ネタ
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は…寺でも仏像でもないんですが…あ、一応歴史にはひっかかるかな。
また「お寺さんぽニュース」でもないのでイイ話くくりで。
とりあえず見て驚いた記事をご紹介。

ちょっとネットで↓こんな記事を見つけたんですよ。
以下は要約です。どうぞ。
※記事下から読んでも内容理解できますんで、面倒な方はそちらからどうぞ


●インド洋大津波に対するDAC諸国の政府援助額 2006年10月18日収録[社会実情データ図録]

23万人の死者・行方不明者を出した2004年12月26日のインド洋大津波の被害に対しては、世界中からの援助、支援が寄せられた。
インド洋大津波に対する先例のない人道主義的な反響に促されて、各国政府、国際機関、個人、慈善団体、企業は、被災諸国に対して136億ドルの援助を表明した。
そのうち、53億ドルはOECD諸国の政府によるものであり、それ以上がOECD諸国の民間の市民から寄せられた。

援助国政府と欧州委員会は緊急援助に17億ドル、2009年までの長期的な復興に19億ドルを約束(約定)した。
緊急援助の90%以上の約16億ドルは災害後9ヶ月間に実際に支出された。
復興には、4.73億ドルが支出されたが、残り14億ドルが約定されており、今後何年かで支出されていく途上にある。
これまで約定された資金の60%以上はインドネシアとスリランカ向けである。

各国の援助額を、支援表明額、交換公文ベース(約定額)、支出実額に分けてみてみると(被災後9ヶ月間)、支援表明額と約定額は、米国が断然トップであるが、支出実額は、米国2.8億ドルの約2倍の5.4億ドルとなっており、世界最大である。
同じアジアで起こった大災害ということから早めの支出に努力したといえる。

日本の援助の特徴は、マスコミ等に大きく報道される支援表明額について、欧米の多くの国では、実際の約定額が下回っているのに対して、両者が逆になっている点にあり、さらに被災国にとっては有り難い被災後直後の支出実額が大きい点にある。
実質的で誠実な対応を日本政府はとったといえるが、逆に、援助が日本にとっては最大の外交手段として重要だとすれば、欧米に比して、宣伝下手と言わざるを得ない面もあると思われる。

⇒記事(見やすいグラフがありますよ) : [社会実情データ図録]
---------------------------------- 。。。


と、まぁこんな感じのようなんですよ。
文だと訳分からんと思うので、↓以下に主要国の数字を書いておきます。(※単位百万ドル)
ちなみに、上のリンク先にはグラフもありますんで、より見やすいと思います。
興味もたれた方はどうぞ。

■アメリカ
支援表明額 902
   約定額 792
  支出実額 277 (34.9%)

日本
支援表明額 499
   約定額 601
  支出実額 539 (89.6%)

■ドイツ
支援表明額 634
   約定額 313
  支出実額  82 (26.1%)

■EU
支援表明額 600
   約定額 311
  支出実額 135 (43.4%)

■フランス
支援表明額 444
   約定額 243
  支出実額 109 (44.8%)

日本人ってやっぱりいいですよね。物事に真面目で誠実で。
こうした比較数字を見ると、それを感じます。
どうですか、ちゃんと払っているの日本だけですよ。
アメリカはなんなんですか!?口ばっかですか!?

もう一つ記事に書かれていた、「宣伝下手」ってのは確かに残念です。でも、やたら口達者でしたたかな日本より、そんな”らしい気質”のが好ましく感じるのは私も日本人だからでしょうか?
せめて被害に遭われた人に、少しでもその気持ちが届けばいいと思います。

テレビ「奇跡体験!アンビリバボー」で取り上げられていたので、ご存知の方も多いとは思いますが、トルコとの話がありますよね。
⇒ 95年目の友情 彼等が日本を愛する理由(2003年08月21日放送)

昔から、困った人に対して親身に助ける、助けようと思う素晴らしい心を日本人は持っています。
この「インド洋大津波」でも、なんとなくそれが感じられました。
こういった事は続けていきたいですよね。



[関連記事] 【ちょっとイイ話特集】
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