70代ともなると、将来を夢見ることはなくなってきた。
仮に見たいとすれば、「眩いほどの光り輝く天国」か、「極楽浄土の世界」しかない。
一方で、無意識にみる夜の夢が増えてきた気がする。でも、見るのは「登場人物も筋書きも無茶苦茶で、訳のわからない見たくもない夢」が殆ど。
・・・いい夢を見た・・・
先日、珍しく「タイトルも内容も忘れたが、ある文庫本を読み感動した夢」をみた。
夢で読書ができて、しかも感動したなんて、すばらしい夢だった。こんな夢なら、毎晩でも見たいと思った。
夢のことを調べてみた。
・・・夢は なぜみる?・・・
夢については諸説があってわからないことが多いらしいが、自分なりに調べたことを整理してみた。
- 眠りにはノンレム睡眠(深い眠り)とレム睡眠(浅い眠り)があって、1晩で3~4回繰り返され、どちらの眠りでも夢をみている。ただ、「浅い眠り(レム催眠)」で夢を見ている途中に目が覚めた場合にのみ見た夢を覚えていて、他の夢は記憶に残っていないとのこと。
- 夢は、脳にしまわれている過去の記憶の中から、たまたま表れ出てきたものが結びつきストーリー化されて夢となる。
- 数ある記憶の中からどれが掘り起こされるかは、その時々の精神状態やストレスなどの影響を受けることもあるが、ほとんどの場合はランダム。昨日の記憶と5年前の記憶が突然結びつくことだってあるとのこと。
etc.
・・・思った・・・
なるほどと思うこともあったが、自分の夢には記憶にない見知らぬ人が登場したこともあった・・・ また、いい夢を見た時の精神状態がハイだったとは思っていないし・・・
言われていることだけでは、いくつか解せないこともあった。
結局、関心事だった『自分で夢をコントロールする秘策』は、わからなかった。
夢はかなわなかった・・・?
楽しいストーリーの夢ばかりを見るような秘策が、非科学・唯心世界にはあるのかも知れない・・・