紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

家内が目覚めた? スマホに首ったけ! メルカリ病?

2019年04月27日 | 田舎暮らし&家族

今日は北からの冷たい強風が吹き荒れた。さつま芋の日除けネットがまくれ上がっていたが、強風のため修復をあきらめた。ホームコタツが心地よかった。

・・・・・・家内の変わりように「びっくりぽん」・・・・・・

先日、先祖から伝わる書棚を整理していたとき、銘の刻まれた茶托が出てきた。「勿体ない気がするが使い途もないし、かといって置いといても眠ったままになってしまうし・・・」と思案の末、息子に処分を任した。数日後、息子から「あれ、すぐに売れたで」と。数千円で売ったらしい。

機械音痴でスマホに替える時も大反対だった家内。今でこそ、音声検索を使ってネット閲覧ができるようになったものの、いまだに会員登録したりの操作は苦手なのか面倒なのかはわからないが、いつも自分に頼んでくる。

それが息子の売却話を聞いてから、突然、様変わりした。日頃から、スーパーのチラシを見て「今日は、〇〇がいつもより50円安い」とか、何円・何十円の節約に躍起になっているだけに、廃棄予定の品が数千円で売れたと聞いて、突然、血が騒ぎだしたのかも知れない。

息子に「着ない服も売れるで」と聞いたのが「引き金」となり、「やってみたい」と言い出した。あれだけ機器操作を毛嫌いしていた家内なのに、「メルカリ」のノウハウや操作について息子に何度となくしつこいほど教えを乞い始めた。

いざ出品となると、商品の写真や説明書き、コメントへの応対、売れた時の手続き、梱包や配送など、逐一、息子に電話したり呼び出したりして教えて貰ったり、配送手続きにも同行して貰ったり・・・

一度の売却経験ではマスターしきれなかったのか、2品目・3品目が売れた時も、息子を追っかけまわしていた。みかねて、「息子も仕事で忙しいんやから邪魔したらアカンで」とクギをさしたほどだった。

最近では、「着ないけど、棄てるのは勿体ないと置いといた服がお金になった!」「資源ごみがお金になった!」「どんどん出品しなくちゃ!」と鼻息が荒い。

先日は、自分が大事にしている貴重品まで物色し、「これ、売ったら」と持ちかけてきた。目離しならん! 数年前、重度の更年期障害で本人も自分も大変だったことを思えば、鼻息が荒くて元気なのは嬉しいが、ネット社会特有の「メルカリ病」にかかってしまったのかも・・・

「そんなことして楽しめるのは、強制的にスマホに替えてくれた旦那さん、手取り足取り教えてくれた息子があってこそやで。恩義を忘れたらアカンで!」と、石を投げておいた・・・

・・・・・ メルカリって、送料払わんでもエエんや ??? ・・・・・ 

家内:「送る時、送料、払わんでもエエんや!」

自分:「着払い?」

家内:「イヤ、売れたお金から引いてくれるんや!」

自分:「ヘェー」

家内:「ヤマトやったら、A4の大きさで厚みが2.5cm以内なら全国一律で195円や」

自分:「ヘェー」

家内:「送料や手数料を差し引かれたお金、振り込んでもらうと振込手数料かかるんや。10000以上になったら振込手数料がいらんのや。そやから10000円になるまで、貯めとくんや」

自分:「ヘェー」

得意気にしゃべる家内は、生き生きとしていた。