紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

平成最後の出会いは 「河内晩柑」だった

2019年04月30日 | 田舎暮らし&家族

今日は平成最後の筋力体操だった。自宅に戻るやいなや、先ほどまで一緒だったご近所さんが「これ、河内晩柑って言うんよ。少しで悪いけど」と言って持って来てくれた。

「河内晩柑? 聞いたことない」

「珍しいから実家から貰ってきたんよ。果汁がたくさんあって、グレープフルーツとか夏みかんに近い味がするんよ」

「フーン、よばれさせて貰う。おおきに」

 

 

・・・・・・・調べてみた・・・・・・・

「河内晩柑」って大阪の河内だとばかり思っていたら、熊本県飽詫郡河内町で発見された文旦の子孫だった。柑橘類は、みかん収穫時期を基本に、それより遅く収穫する柑橘を総称して晩柑と呼ぶので、地名をつけて「河内晩柑」と名付けたみたい。主産地は熊本県ではなく、なぜか愛媛県愛南町とか。

・・・・・・・味見をした・・・・・・

文旦系なので表皮は分厚かった。袋を剥いて実を食べようとしたが、実が柔らかくてつぶれそうだったので果汁にした。

<まず、半分に切った>

<レモン搾り器で果汁にした>

<一個で、これだけの果汁ができた>

味は、グレープフルーツみたいな酸っぱさでなく、隠れた甘味を感じさせる爽やかな酸っぱさだった。

実を食べるのは柔らかすぎて面倒だし、かと言って自分で搾るのも面倒だけど、誰かが搾ってくれたら「爽やか! さっぱり! 美味しい!」と言うに違いない。

平成最後の日、聞くのも見るのも食べるのも初めてな「河内晩柑」と出会ったことだけは忘れない。