和風何々って、あまり好きな言葉じゃないんだが、イメージがわかりやすいから仕方ない(笑)
和風の「風」って、つまり本物の和じゃないってことで・・・
あ、どうでもいいですね。
ということで、和風。
どこに和のファクターがあるのかというと・・・
※ボンゴレの作り方を知ってるという前提で
1.白ワインを使うべきところを日本酒を使った
2.パセリを使うべきところを三つ葉を使った
というだけのことなんだが、本家より味わいがまろやかで優しい。
日本酒は使えまっせ。ワインの代わりに。
あ、代わりというと日本酒が下に見られるな。
ワインの代わりでなく、ワインはいらない!だな。
我が家では普段から、白ワインを使わず酒を。
例えばリゾットに。アクアパッツァの時なんかジャブジャブ使う。
だからといって料理酒はNGね。あれは日本酒にあらず。塩が入ってたりするしね。
あれこそ、日本酒風なのである。
とまあ、おためしあれ。
今回添えたのは男山(北海道旭川)の「今朝ノ酒」。
仕込みが行われる時期だけ、その日に加熱殺菌して瓶詰めする予定の酒を、ごく少量、生のまま蔵の直売所で販売するという生原酒だ。その日の朝に詰めるから今朝ノ酒、って趣向だ。
22日は「雪しばれ(冬季限定酒)」というブランドの酒が瓶詰めされる予定だったようで、当日はその原酒がご覧のボトルに。
あ、雪しばれといっても、雪を縛れ!という意味じゃない。しばれは北海道の方言で「しばれる=冷え込む、凍りつく」という意味。
この酒は少し澱(澱)が混じった薄濁り酒である。雪が凍りつくほど寒い頃に舞う、北国の粉雪に見立てたネーミングなんだろうか。実にロマンチックな酒なのである。
ほんのり甘い香り。そして原酒らしいぴちぴちとしたフレッシュな口当たり。口の中で軽快な旨味が広がり、うん、良い。とても良いよ。
ボンゴレをアテにして、ますます旨い。
もとより自分、その酒の大ファンであって、その原酒は見逃せない。しかも、雪しばれを詰める今朝ノ酒は年に一度。今年は無事、手に入れることができて気分は大安吉日なり。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます