風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

明日の予定は・・・

2006年05月27日 22時28分23秒 | 番外(日常つらつら)
 さっきRさんから明日の私の予定についてメールが来て、
芦生の森にいく来月の予定を今月と勘違いしていたようなので、
のりんちコードを真似てなぞなぞを出してみました。


   ここじゃないどこか

   海に
   近い場所に行きます。


 どうっすか?分かった?

 Rさんにバレると付いてきそうなので言わなかったのですが
月曜日にはずせない予定があるみたいなので大丈夫そうです。(笑)

 
 しかし、今日は関連性のない記事をもう4つもアップしている。
 取っておいたらネタ切れしなくて良かったのにね。

今夜は

2006年05月27日 21時19分02秒 | 食べます!食べます!
 今夜の晩ごはんは、もらいもののお豆を使った豆ごはんです。

  

              おいしいぞ~!!

  まだまだいろんなお豆をもらったので、塩ゆでしたりしておいしく
 いただきたいと思います。

  実はこの間から畑を持っている方々にいろいろおすそ分けして
 もらっているのです。
  言っておくもんだなあなんて。(笑)

  こないだは新たまねぎとスナックエンドウもらいました。
  おいしいですよね、あれ。

  いやいや、幸せ者だわ私。    
 

のりんちコード

2006年05月27日 20時42分29秒 | 番外(日常つらつら)

 今日のお昼、のりさんから謎のメールが来た。

 「おれのコメント、不自然だと思わない?」  

 そのコメントとは、、、

    おはよう   
     連絡する
     の忘れてたけど
     無事にみっちゃん花壇の球根芽が出たよ。い
     ろんな花が咲きそうです。
     ぐんぐん大きくなるといいのにね。
     みごと大きくなったあか
     つきには、花見が出来るかな?
     結構時間がかかると思うけど。がんば
     ろうねぇ
 
   なにが不自然なんだろ?分からんなあ。

   分かります?

   分かったらあなたはすごい!ダヴィンチ・コードに匹敵する
  すごい秘密が明かされます。(笑)

   でも、のりんちコードが解けてもさらに解明しなければならない
  ことが出てくるよ。
   私には分からんかったよ。どっちも。


   第一のコードが解けても、そう簡単にマグダラのマリアは
 見つからんのよね。それもダヴィンチ・コードと一緒。

   見つかった宝物は最高におもしろかったです。これからの
 楽しみが増えました。(お!ヒント??)

   分かるかなあ? 
   最後まで行ける人はそうおらんやろうなあ。
   
   フフフ、フフフフ・・・


ゴールデンウィーク遍路総集編その16

2006年05月27日 09時12分23秒 | 2006年おへんろ日記(徳島編)

 大日寺から常楽寺に向かって3人で歩いていく。
3度目なのになんでか途中の分岐を間違えちゃったけど,  

 「俺,前こっち通ったで。橋にちゃんと行ける行ける。

 と,とよいちさんが言うので進んでいったらちゃんと合流
したので良かった。
                  

    

 橋のたもとに来たら,仏さんにキンカンがお供えしてあっ
てかわいかったです。
                                    

 橋を渡って右へ車道を進んでいくと,バイクのおじさんが
左へ入る分岐のところでおへんろさんを誘導してました。
「常楽寺はこっちが近いよ~。まっすぐは遠回りやから。
と,来るおへんろさんに声かけてくれてました。
 Yさんも言われたのが分かったらしく,ちゃんと頷いて左
へ歩いていきます。
                

 子供達で賑わう幼稚園の前を通って常楽寺に到着。




 山頭火の「人生即遍路」の石碑が出迎えてくれました。

 常楽寺でお参りして,さて時間は,,と携帯を見たら,
「着信2件」の文字が,,。
  ま,まさか,,,
  U先生の「今どこですか?」という声が聞こえる。

 来れれば最終日の午後から一緒に歩いたらどうですか?
と”一応”声を掛けてはいたけれど,まさか本当に来るの?

                 

  結局U先生は来なかったのですが、代わり?にお知り合い
のKさんがお接待したいと言われているとのことだった。
けれどもKさんに会いに行く時間も気力もないので、直接電話
でお礼とお詫びを申し上げることに。

 15番から16番に向かう途中で「お遍路さんお接待します。」
の文字が。

  

 「いのちのさと」といううどん屋さん。前来た時もあったかなあ?

 そういえば、みんなお昼は菓子パンを半分くらいしか食べて
いないし17番にも納経時間内に間に合いそうなので寄っていく
ことにする。
                   

 のれんをくぐると中には2日目の民宿で一緒だった男性お遍路
さん2人組みや今日前後して歩いていたお遍路さんがすでに食べ
終わったところだった。
 どのお遍路さんも「ここ、おいしいですよ~!」と口を揃えて大絶
賛!
 これは楽しみだ。
 
 どうも麺が切れていたらしく時間がかかったけど、打ちたて・湯
がきたてのちくわ天うどんが出てきた。いただきま~す。

   

 うおおお、すごいコシ!
 今まで数々の讃岐うどんを食べてきましたが、かけうどんで
これだけコシのあるうどんを食べたことはないぞ~!すごい。
 山下のぶっかけうどんに匹敵するくらい。噛んでも噛み切れ
ません。(笑)

 いや、ほんとおいしかったです~。お遍路さん料金にしてく
れたし。ごちそうさまでした。

 お勘定の時に、Yさんがご主人に障害者を雇用しているか
どうか突然聞いたのでびっくりしたのだけど、本当に採用されて
いてとよいちさんと私はびっくり。
 店内に置いてあった作業所が作ったお菓子かなにかで分かっ
たのかな?そういえばお店の名前も「いのちのさと」でなんとなく
関係しているような?

 Yさん、いたく感動して、
 「がんばって!! 僕もがんばって四国一周します!

 とご主人と固い握手。


 おいしいうどんと一緒に元気もいただいたのでした。


 いのちのさと ホームページはこちら


ゴールデンウィーク遍路総集編その15

2006年05月26日 08時53分05秒 | 2006年おへんろ日記(徳島編)

 鮎喰川沿いにトッテトッテと歩いていくと,広野の橋に着いた。
 とよいちさんは前回神山温泉から歩いているので、ここでその
時の道に出るわけで。

 「ここに出るのかあ。なるほどぉ。」

 と、とよいちさんは頭の中で地図を描いているようだ。

                   

 で、ちょっとおなかも空いたし、橋を渡ったところにある商店で
パンを買って近くの病院前にあるベンチで食べることに。

 この病院が開いている時に来たのは初めてかもしれない。
 いや、ベンチは病院のじゃなくてバス停のなんだけど、まるで
診察待ちしているみたい、、。
                   

 でも、Yさんはまだ食べてないだろうし、これ以上待たせても
悪いので早々に切り上げて歩くことにした。
 今回は建治寺経由ではなく車道を歩くことで時間を短縮。

 行者野橋に来たところでとよいちさんが指差して言った。

 「この橋や。おれが書いたの。


 そう、実は鮎喰川を書いたとよいちさんの絵があるのだけど、
私はすっかり勘違いしてもっと手前の橋だと思い込んでいたのだ。

 橋を過ぎてぐるっと廻りこんだところから書いたそうで、そこ
まで歩いてみたら、またまた月日がその場所を変えていた。
 なんだかえらく立派な町の看板とともに、ベンチやらが整備
された休憩場所となっていたのだ。

 とよいちさんはそこからしきりに橋のほうを見ていたけど、どう
思ったのかな?
                    

 だいぶ大日寺に近くなってきたし、もうすぐ休憩所があるはず。
前にも利用させてもらった「おやすみなし亭」。冷たいお水も飲め
るように、風力発電を使った冷蔵庫を設置していたりする、ハイ
テクでエコロジーな休憩所です。

 おお、見えてきた見えてきた~。 

 と思ったら、Yさんが小屋から手を振っているではないですか!
 それに、Mariさんや曼荼羅お遍路さんも一緒だ。

 うわ~、随分長いこと待ったんじゃないかしら?

 Yさん久しぶり~!(笑)

 小屋に入るとみんなうれしそうにお水を飲んだり冷やしてあった
みかんを食べたりして休んでいた。

                     

 とよいちさんも着いて、置いてあったこんぺいとう(残念ながら
阿波のではなかったけど。)を食べたりしてしばらく歓談。
 ヨイショと立ち上がって、それぞれ出発していく。

 大日寺はもうすぐそこ。

 Yさんも一緒に歩いていると、強風でリュックにくくり付けた菅笠が
はためいて今にも外れて飛んでいきそうだ。傘そのものも裏返しに
なったりして、車も通るし危なっかしくて見ているほうがハラハラした。

 そんなこんなで、大日寺に到着。
  大日寺も山門が立派なものになっていた。
 ほんと,たった半年なのに移り変わりが早いというか,,。

 さて,予定より30分早く着いたので17番にはなんとか5時までに
お参り出来そうだ。

 よかった~。  


ゴールデンウィーク遍路総集編その14

2006年05月24日 09時09分14秒 | 2006年おへんろ日記(徳島編)

 田舎道を鮎喰川に向かってどんどん下っていくと、いつもの(?)
みかんのお接待場所に着いた。
 Yさんにも追いついたぞ。

 今回は夏みかんかなぁ? 
 いつもとおなじ、おいしそうにお手水に浮かべてある。
 1つもらってみんなで分けていただくと、甘酸っぱくておいしい~!

                    

 向かいの材木加工をしているおじさんにお礼を言って出発。
 またすぐにYさんは先に行ってしまった。
 Mariさんも途中から先を歩くようになって、とよいちさんと私が
びりっけつだ。

   

 きつい下りだけど、どんどん川が近くなって音も聞こえてくる
くらいに。

                      

 そして県道と合流して橋を通って川向いに渡る。
 とよいちさんはYさんの姿が見えないので、ちゃんと道を間違え
ずに行っているのか心配そうだったけど、よーく見ると随分先の
坂道を、別の男のお遍路さんと抜きつ抜かれつ歩いている。
 ほんと、すごいわ。

 とよいちさんと私はまたもや近くの民家のベンチで一休み。
 とうとう周りには誰もいなくなってしまった。
 けれど、休憩したおかげで向かい側におみかんの入った箱が
置いてあるのに気がついた。

 「お遍路さん食べてください。」とのこと。
 また違う種類のみかんみたい。いい香り

 Yさんは、こういうものに気がついて歩いているかな?
 地元の人との交流が少なくなりがちなので、歩くことだけじゃなく、
いろんなことに目を向けながら歩いていってほしいなあ。

                    

 さて、ここから少し坂を上ってまた下ると例の沈下橋の登場だ。
 とよいちさんは写真ではよく見るけど渡るのは初めてだって。

 坂の上から橋を見下ろすと、ちょうどMariさんが橋を渡るところで
向かい側の車道から曼荼羅お遍路さんが見守っていた。
 そして、そこにYさんの姿も。
 私達がゆっくり橋に向かって下りていくとYさんが気がついて手を
振ってくれた。

 もしかして待ってくれるのかな?と思ったらそのまま行ってしまっ
た。(笑)

 とよいちさんと苦笑しつつ、橋を渡る。

    

 あとでMariさんの日記を読んだら,渡るのがかなり怖かった
模様。とよいちさんはどうだったんでしょう? 

                 
 橋を渡り終えて車道にあがるとそこには誰の姿もなかった、、。

 ここからは私はあまり好きではない車道歩きだ。
 でも、とよいちさんは神山温泉から歩いてきたときにはもっと
つまらない車道を歩いてきて、やっと川沿いに出たのでうれし
かったらしい。
 途中のカーブで先のほうの車道が見え隠れしていたので探して
みたら、ずーっとずーーっと先のほうにYさんが。Mariさんも結構
先を行っている。

                

 そのあともくもくと歩いていたら車が停まった気配がした。

 お接待かな?とちょっと期待する気持ちと、いやいやただ道が
分からなくて停まっただけかも、という気持ちでそのまま歩き続け
ていたら、後ろからとよいちさんの呼ぶ声が。

 振り向くと、缶コーヒー2本を持ったとよいちさんが車のほうを
指さして2人にお接待だって!と叫んでいる。
 走り去る車にお辞儀をするのが精一杯だった。
 とよいちさんは何度も私を呼んでいたらしいのだけど、ぜんぜん
気が付かず。

 冷たい缶コーヒーで、のどと共に心も潤いました。
 ありがとうございました。
 ほんと、このお接待で俄然やる気満々!

 鮎喰橋までズンズン歩きました。しかしYさんの姿はどこにも
見えず。で、橋の下のトイレに寄っていたら、Yさんから、

 「大丈夫ですか?」 とのメールが。(笑)

 とりあえず待たせてもかわいそうなので間違いそうな分岐の
道案内を書いたうえで、大日寺に先に着いたらお参りを済ませて
近所でお昼食べていいですよ、と返事を出した。

 誰がお先達なのやら,,。
 ま,これでYさんはますます自信が付いただろうし,きっと
いいのだこれで。
 


供養とは忘れること?

2006年05月23日 21時46分48秒 | 番外(日常つらつら)

 今日ふと思い立って久しぶりに小林キユウさんの「Route88」
読み直してみた。

 この人は自分にすごく正直というか、うそを書かない人だなと読む
たびに感じてしまう。

                     

 で、ある人のインタビュー内容に「供養とは忘れてあげることだ。」
と書いてあった。

 その人はある本に書いてあったこの言葉に納得がいかなくて、納得
できるまで歩くことにしたそうだ。

 もう一度読み返してみて、またここで引っかかってしまった。

 「供養とは忘れてあげること。」 

 そうなのかな?

                    

 家に帰って普通に食事して、洗濯して、そしてなぜか2年前に亡く
なった友達の実家に電話している自分がいた。

 友達が亡くなってから、なかなか電話できなかった。
 電話することでご家族に辛い思いをさせるんじゃないかと思ったから。

 ドキドキしながら待つけれど、なかなか取る気配がない。
 お留守かな、、。


 そうしたら不意に電話がつながって、お母さんが出られた。
 名前を告げると、自分が思っていた心配をよそに、お母さんは随分
喜んでくれた。ほぼ2年ぶりだ。

 元気にしてるか、お遍路は続けているか、と、こちらの近況を聞いて
くれる。お母さんもお遍路を始められて、一巡しお礼参りも済んで、今は
逆打ちをされているとのこと。
 車だけれど、お山の上のお寺には麓から歩いてお参りしているのだ
そうだ。


 お母さんに、もうすぐ高知に行く用事があることを告げ、友達の納骨は
済んだのか聞いてみる。友達はお墓に埋葬せずに海に撒いてほしいな
んて言っていたけど、、。

 すると、この7月に納骨をする予定で、その後お友達に連絡しようと
思っていた、虫の知らせかしらねえ、とお母さんが笑った。

 7月の中旬にはそれこそ共通の友達3人で高知に遊びに行く予定で、
本当に信じられない偶然。
 もともと高知に行く予定でもなんでもなかったのだから。


 よかった。 電話してよかった。

                       

 2年たっても思い出す。

 自転車で彼女と走った安芸の田舎道。
 竹林寺で打ち止めの私を待っていてくれた彼女。

 2年の月日が彼女の亡くなった悲しみを全て消し去ることはないけれど、
友達と一緒に、楽しかった彼女との日々を語り合いたい。


 また7月に会えるね。


ゴールデンウィーク遍路総集編その13

2006年05月23日 06時51分25秒 | 2006年おへんろ日記(徳島編)

 昨日の夜洗濯しているときから予想はしていたのだけど、
なべいわ荘の朝は元気な「コケコッコー!!」の鳴き声で明けた。(笑)
 (ここにはとわんこがいるの。)

 まだ5時だよ、、。

 しょうがないので起き出して着替えとお化粧道具を持って洗面所
に向かう。
 そう、なべいわ荘では予約の手違いで3人とも同じ部屋になって
たのだ。

                

 おかげで6時過ぎには全ての用意が整ってしまった。
 6時30分より少し早く食堂に行くと、ちょっと急かせてしまったよう
なのだけどお膳を出していただけた。
 まだ焼きたてのシャケがとてもおいしかった。

 で、一番乗りで宿を出発。

 玉が峠に向かって3人で歩き出す。今日はYさんは絶好調の
ようで、最初から先頭をズンズン歩いていく。
 17番に納経時間中に着けるか怪しいかも、、と言ったからかしら?
(実は焼山寺から3.5キロ下りているのをカウントしてなかったので、
普通に歩けば大丈夫なのがあとで判明。

                  

 この辺もシャガの花で谷が埋め尽くされている。きれいだなあ。

 さて、とよいちさんは玉が峠経由は初めてなので、まったく道の
様子が分からないのだけど、この微妙なだらだら坂にいささか
げんなりしている模様。
 でも、これは序の口ですのよ、とよいちさん。
 このあとの玉が峠はたったの600mだけど、とんでもなく険しい
長い登りに感じるの。なんででしょうね?

 で、私達が登り口に着くと同時にYさんが待ちかねたように登り
だした。続いて私も。 
 とよいちさんは「ぼちぼち行きま~す。」(笑)

  

 暗かったからかボケボケですが、こんな感じ。ひたすらの登りで
最後の最後にベンチが。一巡目のときはベンチすらなかったし。
 ベンチが出てくるともう少し、と分かってるので休憩することは
ないのだけど、かといって峠の上に出ても休憩するところはないの
だ。上にベンチが欲しい、、。

 そして道すがら、昨日遍路ころがしで見た同じキャンディーの包み
紙が5,6個まとめて置いたように捨ててあった。
 丁寧にまとめてもゴミはゴミ!!
 近くにペットボトルもっ!
 ムッとしつつ登る。これで歩き遍路が捨てているのは確実だ。
 どういうこっちゃ!?

 峠の上の車道に出たところで、休憩がてらとよいちさんを待とうと
Yさんを見ると、休憩もせずにもう先に行ってるよ~。
 タフー!
 誰かさんとは大違いですぞ。(笑)

 で、誰かさんを待つのだけど、次に上がってきたのは同宿だった
別のお遍路さんでした。 そしてその次は曼荼羅お遍路さん。
 そして、そして、やっととよいちさんが。

 

 「ひゃ~、なんやこの峠! やられたわ~。
 そうでしょう、そうでしょう。
 そのあとMariさんも息きれぎれで上がってきた。
 そして振り返るとYさんの姿はなかった。(笑)

 ちょっと休憩して歩いていくと、曲がり角からYさんが心配して
(待ちくたびれて??)探しに来てくれた。
 ごめんね~。すっかり足手まといかしら、私達?

                 

 まあ、そんなに急がなくてもなんとかなるって、と二巡目の適当さ
で二人して依然ゆっくりモードなのに対し、Yさんはその後もスッタ
スッタと快調に飛ばしていく。
                  

 このへんは私の好きな道なので、いいお天気の中景色を楽しみ
つつ歩いていく。
 とよいちさんとMariさんも同じペースで歩きながら、鮎喰川を見下
ろす絶景に大喜び。



 そして、はるか先のカーブでまたもやYさんは振り返って、
 「先行くよ~!

 の合図を送っていた。(笑)
                


ゴールデンウィーク遍路総集編その12

2006年05月22日 12時34分55秒 | 2006年おへんろ日記(徳島編)

 焼山寺奥の院から帰ってきて,鍋岩まで3人で降りていく。

                 

  山門の外には初日から見かける坊主の女性外国人遍路
さんがたくさんの歩き遍路の人に囲まれて記念撮影していた。
 外国人というだけでも目立つのに丸坊主の女性なものだから
周りが放っとかないのね。

                 

 さて,ここからはしばらく急な下りなのだけど,11月の時より
道に落ちている杉の枝も取り除かれているのか随分歩きやすく
なっていて,とよいちさんも

  「この道こんなに歩きやすかったっけ?

 と首をひねるほど。私も同感。空海のみちウォークは焼山寺
までじゃなく鍋岩まで歩くことになってるのかな?

 で,思っていたより楽に杖杉庵前の車道へ降りてくることが
出来た。すると川べりにはたくさんのシャガの花が咲いていて
うわぁ~!と思わず感嘆の声をあげてしまう。 



 杖杉庵で少し休憩したあと,また車道をそれて桃だかの
果実畑に入っていく。ここには無人販売所があるので
いつも何が売っているのか楽しみにしているのだけど,今
回は柳水庵でいただいた金平糖が売っていたので買おう
かなあとめちゃくちゃ迷った!
 でも,きっと阿波って名前も入ってるし特産品なら鍋岩や
徳島駅でも売ってるだろう,と思って買わなかったら,その後
会うことはなかった,,。

 買おうと思ったときには買っておくべし!

 さて,この後鍋岩まではシャガの花がそこいらじゅうに
咲いていて,ほんと,持って帰りたいくらいでした。



 鍋岩荘手前の酒屋さんでお菓子でも買おうかなあ?と
立ち寄ったけど,ふとお菓子は鍋岩荘にたくさん置いて
くれてたなあと思い直して宿に行くとやっぱり大量に置いて
あったのでにんまりしてしまう。

 Mariさんや曼陀羅つながりのお遍路さんはすでに到着
していてお洗濯の途中。Mariさんは初めてのお遍路なのに
すでに3日目にして立派な歩き遍路さんになっている。(笑)

               

 でも洗濯をしていたのでもうお風呂に入ったのかと思ったら
今は男性が入っているので女性はその後とのこと。
 前回は2つのお風呂を沸かしていたので今回もてっきり
男女別で沸かしているものと思ったけど,よく考えたら私が
着いた時間でもまだ3時だし,そんなに早くお風呂を2つ
沸かしてももったいないだけなのだ。

 でも早くお風呂入りたいなあ,,。ここで他の男性お遍路
さんが到着すると,さらに入れなくなってしまう,,。
 1Fでうろうろしながらお風呂を待ち,空いたと聞いて即行
入りに行く。ここのお風呂は木のお風呂。私は木のお風呂が
大好き♪お風呂で他の女性おへんろさん達と今日の事など
話したりして。
 さっぱりしたところで洗濯を。
 洗濯機がたくさんあって空いているところに放り込んでスタ
ートボタンを押したのだけど,チョロッと回って洗濯時間を表示
したあとウンともスンとも動かない。どうなってんの?!
 宿の人に聞いてみると,この洗濯機は2,3分したら動くので
しばらく待ってとのこと。
 Mariさんも同じ洗濯機を使ったらしく

       「待てば必ず動きます。

 だって。ひたすら待つと本当に動いた。ほっ。

 この日はたくさんの歩き遍路さんが宿泊していて,10名
以上はいたかな。さすがゴールデンウィーク!
 お食事もおいしくいただき,今夜は私も少し泡般若(いや,
ビールなんですけどね。)をいただいたりして。

 部屋に戻ったら,Mariさん達をお部屋に呼んで男性軍を
放って女性3人で盛り上がること盛り上がること!気が付い
たら9時前でした。(笑)
 男性軍もボクシングを見終わったので,今日はお開き。

 明日は最終日です。無事に歩き通せますように。

               

 


ゴールデンウィーク遍路総集編その11

2006年05月21日 00時17分27秒 | 2006年おへんろ日記(徳島編)

 焼山寺は大師堂の建築もほぼ終わりシートも取れて、次は
内部に取りかかろうという感じだった。 
 となりの本堂にお参りすると、水を張ったような丸いお盆の中に
小さな仏さんが天に片手を上げて立っているものがおかれている。
 これ、他のお寺でも見たなあ。なんだろう??

 階段を下りて納経所の横の仮の大師堂に灯明を上げようとした
ところでとよいちさんが到着。

    

 お疲れ様。

 全員お参りを済ませて、それでもまだお昼過ぎ。今日は
3.5キロ先のなべいわ荘で泊まるのでゆっくりすることに。
 お昼は寺の中の休憩所でうどんを食べることにした。

 すると入口に以下のような張り紙が。
 
 「今日はお釈迦様の誕生日です。甘茶のお接待です。
  ご自由にお召し上がりください。」

 あとで分かったのだけど、本堂に祭ってあった小さな仏さんは
お釈迦様の生まれたときを表す誕生仏というものらしい。
 で、お盆に張られていたのは甘茶のようです。

                

 うどんが来るころにはMariさんや昨日同宿のお遍路さんも着い
ていたので一緒にお昼を食べました。
 で、今回こそ!と思っていた私は、お昼を食べてすぐに荷物を
預けて奥の院にお参りすることに。
 距離は1.4キロと短いし、高低差はあるけど1時間ほどで帰って
これるとふんで、行ってきます!

                

 しかしこの道、あまり歩いている人もいなさそう。
 一人登り始めて、熊が出たらどうしよう、、と考えてしまった。
 そしてなかなかすごい坂だ。遍路ころがしと同じくらい。
 ひー!と思いつつ登っていくと、しばらくして大蛇を閉じ込めた
という岩に着いた。これが大きい~!!

       

 これでは分かりにくいですが、本当にでかいんですよ。
 側面にはお不動さんもいらっしゃいました。
 これを見て満足したので、もう帰っちゃおうかなあと思った
のですが、奥の院まで行くと言った手前帰れなかった。(笑)

                  
 しんどいなあと嘆きつつ足を進めていくと、さらなる障害が!

   

 完全に道ふさいでます。ほんとにこの道あんまり人が通ら
ないんだな、、。
          
 下をくぐるには狭すぎるし、またぐには大きすぎる木だし。
 と思ったら、右横の土手を無理やり登っている跡が、、。

 そちらを登ってさらに急になってきた山道を半分やけくそで
登っていったら小さな祠を発見。
 これが奥の院かな?かなり小さいけど、、。
 距離もたいしたことないしと思ってほとんど水を持たずに
来ていたので、頂上まで来たと思ってここでお水を全部飲んで
しまった。
 が、ここは奥の院じゃなかったんだな!!
 よく見るとまだ道が続いているじゃない、、。ひーんっ!

 またここからの道が狭いわゴツゴツだわ急だわで、大変だった。

 結構奥まで歩いていき、やっとのことで奥の院に到着。
 結構長い道のりだった。

  

 景色は思ったより見えなかったけど、来れたことに満足。
 4度目でやっと来れました。

 時間はもう13時過ぎで、早く帰らないと!

            

 急な山道を今度は転げるように走り下りていって戻ったら
Yさんは寝ていました。(笑)
 今日は相当疲れてたみたいです。

 Mariさん達は先に行かれたとのこと。
 Yさん、とよいちさんお待たせしました。ありがとう。