田舎道を鮎喰川に向かってどんどん下っていくと、いつもの(?)
みかんのお接待場所に着いた。
Yさんにも追いついたぞ。
今回は夏みかんかなぁ?
いつもとおなじ、おいしそうにお手水に浮かべてある。
1つもらってみんなで分けていただくと、甘酸っぱくておいしい~!
向かいの材木加工をしているおじさんにお礼を言って出発。
またすぐにYさんは先に行ってしまった。
Mariさんも途中から先を歩くようになって、とよいちさんと私が
びりっけつだ。
きつい下りだけど、どんどん川が近くなって音も聞こえてくる
くらいに。
そして県道と合流して橋を通って川向いに渡る。
とよいちさんはYさんの姿が見えないので、ちゃんと道を間違え
ずに行っているのか心配そうだったけど、よーく見ると随分先の
坂道を、別の男のお遍路さんと抜きつ抜かれつ歩いている。
ほんと、すごいわ。
とよいちさんと私はまたもや近くの民家のベンチで一休み。
とうとう周りには誰もいなくなってしまった。
けれど、休憩したおかげで向かい側におみかんの入った箱が
置いてあるのに気がついた。
「お遍路さん食べてください。」とのこと。
また違う種類のみかんみたい。いい香り
Yさんは、こういうものに気がついて歩いているかな?
地元の人との交流が少なくなりがちなので、歩くことだけじゃなく、
いろんなことに目を向けながら歩いていってほしいなあ。
さて、ここから少し坂を上ってまた下ると例の沈下橋の登場だ。
とよいちさんは写真ではよく見るけど渡るのは初めてだって。
坂の上から橋を見下ろすと、ちょうどMariさんが橋を渡るところで
向かい側の車道から曼荼羅お遍路さんが見守っていた。
そして、そこにYさんの姿も。
私達がゆっくり橋に向かって下りていくとYさんが気がついて手を
振ってくれた。
もしかして待ってくれるのかな?と思ったらそのまま行ってしまっ
た。(笑)
とよいちさんと苦笑しつつ、橋を渡る。
あとでMariさんの日記を読んだら,渡るのがかなり怖かった
模様。とよいちさんはどうだったんでしょう?
橋を渡り終えて車道にあがるとそこには誰の姿もなかった、、。
ここからは私はあまり好きではない車道歩きだ。
でも、とよいちさんは神山温泉から歩いてきたときにはもっと
つまらない車道を歩いてきて、やっと川沿いに出たのでうれし
かったらしい。
途中のカーブで先のほうの車道が見え隠れしていたので探して
みたら、ずーっとずーーっと先のほうにYさんが。Mariさんも結構
先を行っている。
そのあともくもくと歩いていたら車が停まった気配がした。
お接待かな?とちょっと期待する気持ちと、いやいやただ道が
分からなくて停まっただけかも、という気持ちでそのまま歩き続け
ていたら、後ろからとよいちさんの呼ぶ声が。
振り向くと、缶コーヒー2本を持ったとよいちさんが車のほうを
指さして2人にお接待だって!と叫んでいる。
走り去る車にお辞儀をするのが精一杯だった。
とよいちさんは何度も私を呼んでいたらしいのだけど、ぜんぜん
気が付かず。
冷たい缶コーヒーで、のどと共に心も潤いました。
ありがとうございました。
ほんと、このお接待で俄然やる気満々!
鮎喰橋までズンズン歩きました。しかしYさんの姿はどこにも
見えず。で、橋の下のトイレに寄っていたら、Yさんから、
「大丈夫ですか?」 とのメールが。(笑)
とりあえず待たせてもかわいそうなので間違いそうな分岐の
道案内を書いたうえで、大日寺に先に着いたらお参りを済ませて
近所でお昼食べていいですよ、と返事を出した。
誰がお先達なのやら,,。
ま,これでYさんはますます自信が付いただろうし,きっと
いいのだこれで。