風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

ゴールデンウィーク遍路総集編その7

2006年05月16日 09時11分14秒 | 2006年おへんろ日記(徳島編)

 切幡寺をお参りした後お店に戻って荷物を受け取ると,11キロ
先の藤井寺に向かって歩き出す。
                 
 お昼はどうしようか。
 10番下にうどん屋さんがあったみたいだけど,私たちが通った
時にはすでに閉まっていた。
 なので,11月と同じうどん屋さん(結局うどんなんだけど。)で
食べることに。

 Yさんは遍路装束に変身したのでいきなり立派なお遍路さんに
なっている。ただ,菅笠の紐がゆるゆるなので結局この後も被る
ことはなく,リュックにくくり付けていたけど。

                 

 そうしてうどん屋さんに到着。
 歩きの人はあまりいなさそうだけど,すごい盛況ぶり!
 大きい駐車場のあるそれなりの規模のお店が遍路道中に他に
ないからかも。
 食べ終わってさらに歩く。

 Yさんはすっかり前を行っている。
 とよいちさんと1回目の思い出を語りつつ進んでいると,土手が
見えてきた。

     

 Yさんは土手の上でちょっと驚いているのか戸惑っているよう
だったが,私たちが上にいくとスッタスッタと先に行ってしまった。
 私ととよいちさんはYさんがここがすでに川の中なんだってこと
が分かっているのかなあと訝っていたのだがやっぱり分かって
いなかった。
            
 
 で,Yさんが前を歩くことにまったく違和感なく歩いてたのだけど,
1つ目の沈下橋を歩いていてハッと気がついた。
 沈下橋は橋の一部を除いて一車線分ぎりぎりの幅しかないから
いくら端っこを歩いても車は避けられないのだ!
 わ~!こんなときこそ前歩かないと~っ! 

 でも、追いつけない!(爆)

 と、前のほうから車が来た。ら、Yさんは出っ張った部分に駆け
込むこともなく、狭~い欄干に上がって平気で歩いてるではない
ですか! おーい、下手したら川に落ちちゃうよ~!
 Yさん、こわいもの知らず、、。

 大きな中州も通り過ぎて2つ目の沈下橋も渡りきり、土手を上がっ
て近くの休憩小屋でしばしの休憩。とよいちさんは近くの公園に
トイレを借りに行ったまま長いこと帰ってこないので、Yさんと一緒に
お菓子やバナナを食べて待っていたら、とよいちさん曰く、トイレで
子供たちが遊んでてなかなか入れなかったとのこと。なんだそれ?

                   

 とにかくあと1時間強ですぞ。4時には着きたい!
 そして出来れば明日鍋岩まで歩いてから帰るという群馬さんに
会って手ぬぐい渡したいなあ。

 で、ゆっくり行くというとよいちさんを置いて、Yさんと私は構わず
どんどん歩いていった。そしてとよいちさんの姿は見えなくなり、
結局藤井寺までに追い付くこともなく、、。

 Yさんと私は4時前に到着。でも、群馬さんの姿は見えず、ちょっと
がっかり。とよいちさんは意外と早く10分後くらいには着いたので
お参りしてから今晩の宿「旅館吉野」に向かった。境内にはまだ宿
の決まっていないお遍路さん達が2,3組いて、寺近くの宿は2軒とも
いっぱいなのは確実なので今からまた駅前まで戻るのはしんどい
だろうなあ、と同情する。
 群馬さんたちは駅前に宿が取れたのかしら?

 と思いつつ今日の宿に2人を案内する。「旅館吉野」は前回も
泊まっていて、新しいし、女将さんもいい人なのでお勧めです。

 宿に着いて宿帳に名前を記入しようとしたら、なんと群馬さんの
お名前が!?女将さんに聞いたらキャンセルでちょうど空いたから
とのこと。ひゃー、群馬さんにはやっぱりご縁があるんだわ!

 また、この日はすごい偶然ながら、バー曼荼羅のオフ会にも参加
されたことのある女性も同宿で(とよいちさんの絵もお買い上げいた
だいているということで、とよいちさんも恐縮。(笑))、にぎやかな夕
食になりました。