トレッキング2日目、パクディンの朝。
後ろに見えるのはコンデ・リ イーストピラー。(コンデ西峰5000mくらい?)
今日はえらく暖かい。もっと寒いと思っていたので拍子抜け。
さて、朝起きたらまずはシュラフをしまい、あとは自分のザックに入れるもの(雨具や水筒など)とマチ
ンドラさんに預けるものはダッフルバックにパッキングする。一度ダッフルバックに入れたら基本的には
次の宿に着くまで開けることはできない。何故ならポーターさんはトレッカーと歩かず先にランチの場
所や次の宿まで行ってしまうから。今回はマチンドラさんがほとんど一緒に歩いてくれていたので途中
で開けてもらうこともできたけど、そうするとまた荷物を担ぐためにまとめた紐を解かないといけないの
でよほどのことがない限りはお願いしなかった。
で、7時に朝食です。今日はチベタンブレッドとミントティ。
ここのチベタンブレッドは小ぶりで穴が開いていてちょっと変わった形だった。はちみつをかけていただく。
食べ終わったら出発です。(7時40分)
次の村にあったマニ石。黒で塗っていたのに途中から青色に塗られている。チェリンじぃに聞くと、
「こういう色に塗るのが好きな人もいるからね~。」って、うそ~。絶対途中で黒が無くなったんだと思うな。
まだ朝早いのに暑い。少しずつ登っていくと、右手にタムセルクが見えてきた。
天気が良すぎて見えないよ!!
そして対岸の山の斜面にはしゃくなげの姿も見える。2年前アンナプルナでもGWに見られたので今回
も期待していたんだけど、やっぱり! もっと近くで見たいよ~。
さらに道端には意外な花が!
そう、さくらです。日本のとまったく同じ。こんなところで桜が見られるなんてね。
今日は気温が高いので、まだ早い時間なのにクンビーラがこのとおり。
ラピュタになってるね。なんでクンビーラはいつも先に山頂が隠れちゃわないんだろ?
ベンカールという村で早めのティータイムで休憩後、モンジョに向かっていたら反対側からドッコを担い
だ男の子が。チェリンじいが「あ!」と言ったのでよく見ると、プーンヒルトレッキングでポーターをして
くれたアムリットではないですか!!
すっごい偶然!!いや~、まさかこんなところで会えるとは。なんだか前より髪も黒に戻して服装もチャラ
チャラしてなくて、まじめになってる~!
2年前にまた来るときは雇ってね、と言われてたんだけどエベレスト街道ではルクラでポーターを雇う
のが普通だから無理だなあと思ってさすがにそこまでリクエストはしなかったのよね。
今はポーターではなくてキッチンボーイになっているらしく、将来はコックさんになるつもりらしい。
あの時いたもう一人のポーターであるナル君は田舎で農業してるらしく、それも納得だな。
会ったついでにドッコを担がせてもらった。キッチンボーイだから鍋とかでそんなに重くないんだけど、
このとおり。
ぜんぜんへっぴり腰で、みんなに笑われてしまった。(笑)
アムリットがコックになるのはいつ頃だろう?また会えるといいな。
名残惜しくもお別れしてモンジョへ。
モンジョにはサガルマータ国立公園の立派なチェックポストがある。
ここで国立公園入園許可証のチェックを受ける。今調べてみたら、TIMS(トレッキング許可証)は旅行
会社を通していると10ドルだが、個人だと20ドルになるらしい。そして、国立公園入園許可証の価格
がこれまたビックリ価格の3000ルピー!そんなにしてたんだ。は~、エベレスト街道は高くつくなあ。
ここでチェリンじいがさっきから気にしていたカップルに国籍を聞いてみた。
というのも、チェリンじいは長年いろんな国のトレッカーを見てきて、姿を見ただけでどこの国か当てて
しまうのだ!日本人もすぐ分かるというのだが、どうやって見分けるかというと・・・「日本人は首にタオ
ルを巻いてるからすぐ分かる」とのこと。ハウッ!そ、そういえばほかの国の人は巻いてないかも・・・。
で、そのカップルだが、ノーガイド、ノーポーターで自分で60リッターはありそうなザックを担ぎ、重登山
靴、身長も高い。チェリンじいの見立てでは、「ガイドを連れず、自分たちだけで大きな荷物を担いで
歩いてるのはチェコスロバキア!」 え~?!そんなん他の欧米人だっていそうじゃん?と半信半疑
だったのだが、聞いてみたら本当にチェコ人だった。チェリンじいすごいっ!さすがにチェコの人にチェ
コスロバキア?って聞いたらチェコリパブリックだと訂正されてたけど。(笑)
かなり的中率の高いチェリンじいの見分け術。この後も特に役立つわけではないけどよく当たりました。(笑)
モンジョからは谷へ下って行きます。帰りはこの階段の登りがしんどかったりする。
つり橋を渡ったら本日のランチ場所、ジョルサレに到着。10時40分。
天気が良く暖かいので川沿いのテラス席でランチとします。けっこう混んでいて待ちそうなので、ここで
も七ならべをやることに。トランプがテーブルの隙間から落ちないように地図を敷いたら光が反射して
めっちゃまぶしい!
しかし予想は外れてすぐに頼んだものがやってきた。
フライドライス with ヤクチーズ 350ルピー と ホットレモン。ヤクチーズはおいしいんだよねえ。
チェリンじいのはダルバード。ずっと見ていて思ったけど、ガイドやポーターには食事の選択はなく、
自動的にお店が出しているような気がするのだが?
だから当たりのところだと、お肉付きのダルバードが出たりするし、外れだとお代わりなしのチャーハン
が出てきたりする。
エベレスト街道はガイドやポーターも宿代を払うと思っていたけど、あとでチェリンじいに聞いたら実は
そうではなく、最後まで待って部屋が空いていたら無料で泊まらせてくれるし、空いてなくてもダイニン
グのベンチに布団を出してもらって寝ることが大抵はできる。ガイドでダイニングもいっぱいになってし
まったらポーターは自分でバッティ(木賃宿)を探して寝てるみたい。
だたし、まだ時間が早いうちにガイドが部屋を欲しいと頼んだら宿代を払わないとダメとのこと。
だからチェリンじいが風邪ひいてしまって、今日はもうダイニングじゃしんどい、って時は部屋取ってたな。
それに、宿に着いたらお茶を飲んだりするけど、基本的にガイドやポーターには無料で振る舞われる。
だから「私たちには無料で出るから気にしないで」と言われた。でも宿によってもらえる頻度は違うので、
ガイドとしては自分たちにも親切な宿に泊まりたいんだろうな。
チェリンじぃはナンパでチャラ男なので(49歳だけど)、かわいい女の子が働いていたら、そのほうが
いいのかも。(笑)
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焼きめしは大抵の宿で外れない料理だと思いますよ。
ダルバートも。でも見ての通り超大盛りでお肉以外は
お代わり自由というものなので、食べるの大変です。